柏崎刈羽原発の各号機について

2007828日作成 、9月5日更新

 下線部分は関連資料のリンクを示す(加速度の数値は→地震観測記録等を参照)

 上下方向の加速度は静的設計(動的設計より単純な耐震設計)で用いられた数値


1号機BWR110kW19859月より営業運転)地震時は定期検査で停止中

 地震時に核燃料集合体は原子炉内から取り出してあった

  • 特記事項

  1. 操業期間約22年と柏崎刈羽サイトで一番古く老朽化が進んでいる、全号機検査時(2003年)の再循環系配管損傷率は1号機が一番高率だった
     

  2. 原子炉建屋基礎版上の東西方向最大加速度680ガル(設計値273ガルの約2.5倍)
     

  3. 原子炉建屋基礎版上の上下方向最大加速度408ガル(設計値235ガルの約1.7倍)
     

  4. 原子炉再循環系配管にひび割れ(2006年に2継手・各2箇所確認
     

  5. シュラウドのひび割れ2003年に補修

 


2号機BWR110kW19909月より営業運転)地震で自動停止

定期検査中で714日より原子炉起動操作中だった

  • 特記事項

  1. 未臨界で発電はしていなかった(炉内は約33気圧で蒸気は発生していた)
     

  2. 原子炉建屋基礎版上で東西方向最大加速度606ガル(設計値167ガルの約3.6倍)を観測(同基礎版上の加速度の設計値との比較で全7号機中最大の超過率)
     

  3. 原子炉建屋基礎版上の上下方向最大加速度282ガル(設計値235ガルの約1.2倍)
     

  4. 地震による故障で原子炉冷却浄化系(CUW)ポンプが停止し原子炉水位が上昇、手動で様々なポンプや弁を操作してなんとか水位上昇を抑制した
     

  5. シュラウドのひび割れ2003年に補修

 



3号機BWR110kW19938月より営業運転)地震で自動停止
  • 特記事項

  1. 原子炉建屋基礎版上の東西方向最大加速度384ガル(設計値193ガルの約2倍)
     

  2. 原子炉建屋基礎版上の上下方向最大加速度311ガル(設計値235ガルの約1.3倍)
     

  3. スクラムに伴う制御棒ドリフト(制御棒が所定の位置にない状態を示す警報)発生 (9月5日補足、実は他の号機でも3号機同様に制御棒ドリフトがたくさん発生していたことが判明)
     

  4. 地震による原子炉建屋ブローアウトパネルの外れ(仮復旧したが余震等で外れれば、原子炉建屋内を負圧に保てなくなり、放射能が外に漏れる危険性が高まる)
     

  5. 原子炉再循環配管にひび割れ(2006年に1個所確認
     

  6. シュラウドのひび割れ2003年に補修

 


4号機BWR110kW19948月より営業運転)地震で自動停止

  • 特記事項

  1. 原子炉建屋基礎版上の東西方向最大加速度492ガル(設計値194ガルの約2.5倍)
     

  2. 原子炉建屋基礎版上の上下方向最大加速度337ガル(設計値235ガルの約1.4倍)

 


5号機BWR110kW19904月より営業運転)地震時は定期検査で停止中

  • 特記事項

  1. 原子炉建屋基礎版上の東西方向最大加速度442ガル(設計値254ガルの約1.7倍)
     

  2. 原子炉再循環配管にひび割れ(2007年に1個所確認
     

  3. シュラウドのひび割れ2004年に補修

 


6号機ABWR135.6kW199611月より営業運転)地震時は定期検査で停止中

6.7号機は再循環系配管等が無い代わりに、インターナルポンプ(原子炉にぶら下がる重いポンプと原子炉との接合部は、薄いため地震に弱いと指摘されている)を使い、格納容器が鋼製でなく鉄筋コンクリート製である等、15号機と構造上の違いがあり、(6.7号機だけ)基礎地盤が悪いため人工岩盤(マンメイドロック)も使われている

  • 特記事項

  1. 原子炉建屋基礎版上での上下方向最大加速度488ガル(設計値235ガルの約2倍)、東電等は上下方向の揺れは通常水平方向より弱いと甘く考えていたが、上下方向の方が水平方向(東西方向322ガル)より強く揺れた(基礎地盤より硬い人工岩盤の影響か)
     

  2. 地震で壊れた原子炉建屋天井クレーン付近(原子炉建屋屋根トラス)での、上下方向最大加速度は1541ガル(重力加速度約980ガルの約1.6倍)
     

  3. 原子炉建屋基礎版上での東西方向最大加速度322ガル(設計値263ガルの約1.2倍)

 


7号機ABWR135.6kW19977月より営業運転)地震で自動停止

  • 特記事項

  1. 原子炉建屋基礎版上の東西方向最大加速度356ガル(設計値263ガルの約1.4倍)
     

  2. 原子炉建屋基礎版上の上下方向最大加速度355ガル(設計値235ガルの約1.5倍、水平方向の加速度に匹敵)

 


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