市民ネット・メールマガジン3号(01/10/07発行)


「市民ネット・メールマガジン」3号をお送りいたします

☆ 今回は市民ネットの活動報告など5件の記事をご紹介致します。

1.市民ネット ミニ集会 第一回、幸町で大成功!

2.刈羽村議会と東電発電所幹部の話し合い、「プルサーマル来夏実施は経営課題?」------ 北岡も傍聴してきました。

3.原子炉シュラウドひび割れ問題、柏崎刈羽原発も大事故の可能性高まる。

4.福島県は偉い。独自にエネルギー政策を検討中です・・。

5.福島で脱原発を目指すミニコミをご紹介します。


1.市民ネット ミニ集会 第一回、幸町で大成功

 この秋の連続企画である市民ネットのミニ集会は 9月22日第一回目として、幸町会館で開催され、大成功を収めました。グッと冷え込み、秋の気配の深まったこの日、土曜の夜という事で町内の皆さんがどの位おいでいただけるか心配でしたが、開始10分前くらいから続々と来場。定刻の7時には会場は満席となり座布団が不足するほど。
 まずは、アメリカ核兵器工場の実情をレポートしたビデオで、プルトニウムの危険性、非人間性を実感したのち、ネットから3人が話をしました。はじめに地元幸町の桑山代表より“市民ネットのやってきた事”。三年間走り続けてきたネットの歴史を話し、それを支えてくださった市民の皆様に感謝の気持ちを伝えました。
 続いて、パソコンやプロジェクターを駆使して、プルサーマルの危険性を概観。採掘精錬過程の被曝、燃料製造過程でのJCO臨界爆発事故、発電所の事故としてスリーマイルやチェルノブイリ、そして、プルサーマルと深くかかわる再処理工場での事故やヨーロッパにおける深刻な汚染と住民への健康被害など、実際の例を挙げ、原子力という技術が“危険かどうか”は事実で証明されており、問題は”この危険性を認識した上で、どう対処するのか“という事であると訴えられました。
 最後に、北岡市会議員が”市議会というところ―新人議員の抱負―“と題して市議会の報告。無所属一人であるため、制度上の不利益もあるが、市民の声を背景に、がんばっている事や、北岡市議の目指す社会とはどのようなものかという話がされました。”人々の幸せ“をテーマにしている北岡市議は、このミニ集会を偶然にも”幸町“で始められたことに感謝していると述べました。
 参加者との話し合いでは、危険性は良くわかったが、本当にエネルギーの節約になるかという質問もあり、実際にはワンサイクルしか使わないプルサーマルがほとんどエネルギーの節約にならない事、電力会社の計算ではプルトニウムを含む廃棄物を財産として計算しているが、当然これらは長期にわたり管理を要する負の財産となるわけで、リサイクルや節約にはならないと説明がありました。
 もっと話しは続きそうですが、夜もふけたので散会となりましたが、市民ネットではこのような企画を継続して行きたいと考えております。


2.刈羽村議会と東電発電所幹部の話し合い、「プルサーマル来夏実施は経営課題?」------ 北岡も傍聴してきました。

 9月25日、刈羽村議会と東電発電所幹部との意見交換会が刈羽村役場でありました。
 説明によると、東電は刈羽村で7月30日から9月16日までに、717軒を訪問し478軒で話をしたそうです。最近は土日や夜も訪問しているとのこと。地区の祭りに積極的に参加を願ったり、村内に数カ所の広報拠点の開設を検討中です。
 議員からの質問に答え、防災施設を行政主導で建設するなら、資金援助を検討する。公開討論会の開催要望があれば応じる。また、刈羽村に何らかの設備援助を検討するという話もありました。(CATV、リサイクル関連施設、健康ケアなど)
 これは、柏崎市に全7号機完成記念として、柏崎市内に(仮称)環境共生公園の建設が、数十億円の東電寄付を前提に進行中ですが、苦労した刈羽村には何も無いのか、との地元要望に応じての話です。
 村議よりシュラウド問題(下記3.を参照)が質問されましたが、ひび割れ部分が離脱しないように、つなぎとめるための「タイロッド」工事をすれば、十分という武黒所長の回答でした。(なお、プルサーマル来夏実施は業務命令でなく、経営課題だそうです。)
 なお、柏崎刈羽発電所では、冷却水浄化系熱交換器の大修理など、立て続けに重大な問題が起きています。(上記報告は傍聴していた北岡より。柏崎日報の関係記事は以下のURLにあります。)
http://www.kisnet.or.jp/nippou/nippou.phtml?y=2001&m=09&date=09-25-2001&number=2


3.原子炉シュラウドひび割れ問題、柏崎刈羽原発も大事故の可能性高まる!
 今年7月6日、東京電力は4月29日から定期検査中であった福島第二原発3号機で、原子炉の心臓部で、燃料棒を包むステンレス製の「シュラウド」と呼ばれる筒状の構造物に、ほぼ全周にわたりひび割れが発見されたと報じた。もしこのひび割れが貫通し、シュラウドが分離するようなことが起これば、制御棒の挿入ができなくなり、原子炉の制御ができなくなるという最悪の事態が想定される。
 シュラウドの破壊は壊滅的に事故につながりますし、修理を前提として考えられていないので、修理しようとすると膨大な被曝を前提として、炉心に人が入るしかありません。
 柏崎原発でも起こりうる(既におきているかもしれない)この問題について、ふくろうの会の坂上さんがまとめて下さいました。以下のURLからお読み下さい。
http://member.nifty.ne.jp/fukurou-nokai/0010925syuraud-fukushima.htm
※ シュラウドは、英語のshroudからきていますが、意味は(埋葬する死体を包む)白布、きょうかたびら、包むもの、おおい、幕、とばり、など。です。


4.福島県は偉い。独自にエネルギー政策を検討中です・・。

 下記URLから議事録や資料が読めます。
http://www.pref.fukushima.jp/chiiki-shin/energy/kentou.htm
(上記ホームページより抜粋)
エネルギー政策検討のページ
 県では現在エネルギー政策全般について電源立地県の立場で検討を行っています。
このページでは、検討についての情報の提供等を行います。


5.福島で脱原発を目指すミニコミをご紹介します。

 原発のない社会を目指すネットワーキングニュース★ アサツユ ☆2001.9.10 第122号☆ ●脱原発福島ネットワーク.アサツユ編集委員会●  下記URLよりご覧下さい。
http://www.ht-net21.ne.jp/~kannoyu/datugen/asatuyu/asatuyu122.html
(下記に内容を一部転載します。ほかにもシュラウド、被曝労働問題、など盛りだくさんの内容です。)
 3. 最近、国の人口動態統計」を元にした統計データーの解析によって、妊娠22週以降の死産と生後1週未満の新生児死亡の合計で・出産千人に対する周産期死亡率が、1997年以来全国各地の原子力発電所周辺で急上昇している、とのレポートが雑誌に掲載された。「定期検査開始直後の原子炉格納容器パージにかける時間を短縮したため、放射能が減衰しないまま原発の周辺環境に放出されているのではないか」として、周産期死亡率急上昇との関連を指摘するものである。そんな折、福島県の人口動態概況も「県内の周産期死亡率が、昨年より17.5%増え、全国的にも下から5番目だった」と報道された。


〜 現代は、一部の人に行政を任せて、ただ黙って従っていれば良い程単純な状況ではありません。市民が自分の責任を取り戻し、独自の情報も得て共に考えていく必要があると考えます。
 特にプルサーマルや原発については、私達が命を預けなければならないにもかかわらず、悲しいことにマスコミや国の情報はかたよっている事があり、そのため、出来るだけ多方面からの情報を得て、状況を把握する必要があります。
 そして誰もが安心・安全にこの美しいふるさとで幸せに暮らすために、何が本当に必要でどうしていったら良いのかを、共に考えていければと思っています。このメールマガジンがそのための一助になればと願っています。〜

 ☆ 発行&問い合わせ:
    プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク(事務局・北岡はやと
hayato@kisnet.or.jp
     ※ 市民ネットHP
http://www.kisnet.or.jp/net/ (←過去のメルマガもこちら)

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