比較的失敗の少ないさぎ草の育て方(小山流
2002.7

(1)さぎ草は水苔に植えるのが常識のように言われていますが、水苔でうまく育てたり増やしたりできる人は本当に上手な人だと思います。
私は土植えです。小粒の鹿沼土に赤玉土を適当に2〜3割混ぜたものに植えています。「適当に」というのは、本当に適当でいい加減です。
球根が隠れる程度に土をかけた上に水苔をほぼ土が見えなくなるくらいかぶせています。

(2)さぎ草は毎年植え替えをします。植え替えをすると、ほぼ2倍に増えます。

(3)春になると、球根に芽が出てくるので、それを折らないように注意して植えます。間隔は3〜4センチくらいで、浅い素焼きの6号鉢に15本くらい植えています。鉢は大小さまざまなものを使っています。
(植え替えをしないでおくと、たくさん芽が出てくるので、それを4〜5センチくらいまで伸びたころに植え替えるやり方でもいいようです。)

(4)鉢の置き場は、日当たりが良くて風通しの良いところ、日光が少なくとも3時間くらいは当るところが良いようです。また、泥はねなどがつかないように注意したいものです。

(5)肥料はたまにごく薄いハイポネクスをやる程度。やりすぎに注意しましょう。

(6)花の咲くころは背が伸びていますので、強い台風などのときは気をつけましょう。

(7)花が終わって、茶色になったものは摘んでやりましょう。

(8)花が終わったあとは、硬い茎の上部は切り取って、薄い液肥を2〜3回施します。球根が大きく育つようにするためです。

(9)冬は干からびさせないように、また、凍結させないようにして球根を保存します。

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