封印されし魂  物語のはじまり・・・


 2001年、日本全国の中学校で奇妙な病気が流行りだした。
 小学校で習ったすべての計算のやり方を忘れてしまい、簡単な買い物さえできなくなるというものだ。
 邪数教の神ゼロが日本の滅亡を図り、脳の機能を退化させるウイルスをばらまいたのだ。

 遠い昔、全ての数は真数教の神ノカナによって司られていた。
 神ノカナには、プラス・マイナス・ゼロという3人の弟子がいた。
 ある時、その一人ゼロがノカナを裏切り、新しく邪数教を興し、全ての数を我がものとしようとした。
 ゼロの裏切りに気づいたプラスとマイナスは、神ノカナのもとに駆けつけた。
 しかし、時すでに遅く、ノカナはゼロの手によって深い傷を負わされていたのだ。
 「10の★(スター)集まるとき、邪悪なる心、化石となる」
 絶命の際に言い残した神ノカナの言葉を聞いたプラスとマイナスは日本全国に散らばっていた10個の★を集め、ゼロの魂を封印することに成功した。

 それから、遥かな時が経ち・・・
 ゼロの魂が蘇り、今再び、全ての数を自分の手に支配しようとしている。
 プラスとマイナスに代わり、ゼロの魂を再び封印する勇者よ!
 今こそ立ち上がれ!!

旅に出る