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■ 第22号 ■■■■
■ 市民ネットメールマガジン ■□■□
■ 2002/07/30 ■■□■
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「市民ネット・メールマガジン」第22号をお送りいたします。(転載可)
☆ 今回は、「市長との話し合い」のお知らせ1件です。
1.住民投票を実現する会の主催で「市長との話し合い」を開催します
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1.住民投票を実現する会の主催で「市長との話し合い」を開催します
日時 8月4日(日)4時半から1時間ぐらい
場所 市民会館第2会議室当日は、下記に転載します事前質問と事前回答(予定)を元に進めます。
皆さま多数のご参加をお待ちしております!!
(以下、市長さんに提出した事前質問)
柏崎市長 西川正純 様
拝啓 この度はお忙しい中、話合いの機会を設けて頂きありがとうございました。時間が限られておりますので、私どもからいくつか事前に質問をさせて頂きますので、話し合いの前に文章にてご回答下さい。そのことで、短時間でも中身の濃い話し合いが出来るのではないかと期待しております。
ご多忙な公務とは思いますが、市民の注視する訪欧につき市長として説明するためにも、事前のご回答を宜しくお願い申し上げます。 敬具2002年7月29日 住民投票を実現する会
質 問
1 訪問の目的について
今回のヨーロッパ訪問は、市長が昨年来発言している今夏MOX装荷の時期を直前にしている時期にあたりました。また、次回三者会談を前にしての刈羽村品田村長の動きをあわせて考えると、全く偶然この時期になったとは考えにくい状況です。多くの市民は、市長の訪欧を三者会談に向けた条件作りの一環だと考え、そのあとにMOX装荷の受け入れが行なわれるのではないかと危惧しております。加えて、市長が訪欧して何らかの科学的解明がなされるとは、ほとんどの市民が考えていないのが現状です。多くの市民は、市長の訪欧も刈羽村長の訪欧と同じく、形式的なものであり、はじめから安全性に問題はないという結論があり、全くの儀式であると考えております。結論として、公費を使ってまで訪欧する必要はないと思います。なお、質問の前提として、今回の訪欧が公費によるものかご確認します。以下項目別に11の事前質問をします。
@ 視察した結果、MOX燃料は安全だったという結論を出すために訪欧するのではないかという市民の疑問について、市長のお考えをお聞かせ下さい
A 柏崎市議会はMOX燃料の健全性に関する調査と公開を求める決議をしましたが、これに応えての調査なのでしょうか?
何を目的に、何故にこの時期にヨーロッパ訪問を考えたのか、率直なお答えを期待しています。B MOX燃料は実績や実験がほとんどなく、多量のMOX燃料を長期間使用した場合、その安全性は充分確認されていないと考えられます。また当地にあるMOX燃料にも多くの疑惑が持たれており、今回の訪問で「MOX燃料の安全性を確認すること」は不可能だと思いますので、「安全性を確認できた」と宣伝するような事は無いと、市民に確約して頂けるでしょうか。
2 刈羽村の住民投票結果の尊重について
昨年の刈羽村の住民投票後の早い時期から、市長は今夏装荷という意見を述べられておられました。そもそも、刈羽村住民投票は条例に則って、正規に行なわれた公式な民意の表明であり、主権者たる村民の大変重みのある判断です。隣接自治体とはいえそれを、首長の独断的な判断で覆す事は許されないと考えます。柏崎市と刈羽村にまたがる発電所について、一方の自治体住民がはっきりと反対の結論を出している中で、三者会談など他の方法でその結論(条例では条例の提案者でもある村長は投票結果を尊重する事が義務付けられている)を覆す事が可能と考えておられるのでしょうか。
C 住民投票という条例に則って行われた主権者の意思を、「その結果を尊重しなければならない」と規定された首長が、独自の判断で変更することが許されるとお考えでしょうか。
D 非公開で何の根拠も無く民主的と言えない三者会談で、住民投票の結果を覆す事が可能とお考えであればその根拠を教えて下さい。
また、条例によって住民投票の結果に従うと述べていた刈羽村長の姿勢が、法的根拠も無い密談で変更されることになるが、その事をどう考えるでしょうか。柏崎市でも、多くの市民がプルサーマルの現時点での装荷に反対していますが、その意向を市が独自に調査してもいないのに、市民が装荷を容認していると解釈するのは、欺瞞的と考えます。すなわち、市長の推進的発言は、二重の意味において、ひとつは隣接する刈羽村の法的に確認された民意を勝手に否定するものであるし、もうひとつには柏崎市民の真の意向を無視した、独善的な判断であると言う意味で問題であると考えております。
E 隣接市である柏崎市長が刈羽村の住民投票結果を否定するような方針を主張することが許されるとお考えでしょうか。
F 市長の発言(今夏装荷)と市民の意向は一致していないが、市民の意向を確認することなく、市長がかなり独断的に判断することが許されるとお考えでしょうか。
北岡市議が最近行った市民アンケートによると、柏崎刈羽原発でのプルサーマル計画実施について、「すぐにも実施してよい」は僅か5.4%、他所での様子が示されてからなど、今夏実施に否定的な意見は73%にもなります。そして、プルサーマルを実施するかどうかを、「市長が決めるべき」は0.6%、「知事・村長・市長で決めるべき」は12.4%で、それらの合計は13%ですが、住民投票の実施は64%の市民が望んでいます。
G こういった市民の考えを無視できると考えられるのであれば、その理念、判断軸を明確に示して下さい。議会とのやり取りの延長線上で決まっていくと言うことを6月議会で述べられていましたが、議会でのやり取りが、どうだと判断してどのような結論をどういった判断軸に基づいて出そうとしているのか、その内容を教えて下さい(市民アンケートによるとプルサーマル実施するかを「市議会で決めるべき」は6.4%で、市長と市議会だけで決めることが、市民から一番望まれている決め方とは考えられません)。
3 技術的問題の解明について
刈羽村品田村長は、わずか30分程度MOX燃料のデータを眺めただけで、安全性を確認したと述べました。しかし、当然ですがその調査には何ら具体的なものはなく、まさにはじめに結論ありきの訪欧であったわけです。翻って、西川市長は、日ごろから技術的なことはわからないと述べておられますが、その市長が工場に行って何を調査して来られるのか?
H 市長は技術的なことは素人だと発言されてきましたが、8月訪欧までに十分な専門的知識を身につけて行くおつもりでしょうか?
それが出来ないならば訪欧する必要はないと考えますが、いかがでしょうか?
そもそもどのような疑惑があると考えておられるのか具体的にお答え下さい。技術的問題についてはいろいろありますが、現在問題となっている問題のうち一点だけ、市長はどのような切り口で、何を見てこられるのか、その具体策をお聞かせ下さい。
MOX燃料のペレットサイズのデータ疑惑について、関西電力高浜原子力発電所用のMOX燃料は、1ミクロン刻みの生データが公表され、それを研究者が膨大な労力をかけてデータの捏造を発見したという経過があります。当然、柏崎用のデータについても同じ疑惑がかけられていますが、現在まで、東京電力は4ミクロン刻みにまとめたヒストグラムしか示しておらず、生のデータを公表していません。科学的に考えてこの疑惑を晴らすには生データを公表する以外にないと考えます。I 市長は、疑惑を解明するために必要なデータの公開を、ベルゴニュークリア社より保障された上で訪欧するのでしょうか?また、訪欧すればどういった情報を提供してもらえると同社に保障されているのでしょうか?
J もし、生データを手に入れないならばどのような方法で、MOX燃料に関する疑惑を科学的に解明するおつもりでしょうか?
以上、事前にご回答下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。
(以下は質問に添付した参考資料です)
「ウラン燃料とMOX燃料の同等性」
MOX差し止め裁判の会
以下に述べるように、ウラン燃料とMOX燃料の安全上の同等性は、事故が起きた際の挙動という非常に重要な事柄において、まだ未確認であるというべきです。
東京電力が、ウラン燃料とMOX燃料が安全上同等であると主張する根拠となっているのが、平成7年6月19日に原子力安全委員会が了承した報告(注1)です。報告は、炉心装荷率が1/3程度、燃焼度がウラン燃料を超えない範囲(45,000MWd/t)までの検討範囲において、「MOX燃料の特性、挙動は、ウラン燃料と大きな差はない」と結論しています。この報告の中には、反応度事故(出力が急上昇する事故)が起きた際に燃料が破損する条件について、ウラン燃料とMOX燃料の比較結果があり、「検討対象のMOX燃料の範囲では、破損しきい値の低下は安全余裕の範囲にあると考えられる。」と結論しています。報告で比較されているのは新品の燃料を用いた実験結果だけであり、燃焼が進んだ燃料について比較したものは何もありません。
ところがこの報告が承認された後に、日本原子力研究所(原研)などがウラン燃料について事故を模擬した実験によって、燃焼が進んだ燃料では、新品の燃料とは反応度事故の際の挙動が大きく異なることが明らかになりました。反応度事故の際には、燃料ペレットが一気に膨張して、被覆管を破壊するような事態が生じます。これをPCMI破損といいますが、このこうした破損が、燃料の燃焼が進むほどより発生しやすくなり、しかも、燃焼が進んだ燃料においては、燃料が粉々になって放出されるという激しい破損となることがわかったのです。燃料ペレットは、燃焼が進むと内部にガスが生じ、それが内部に蓄積します。反応度事故の際には、このガスが急激に膨張し、それによって燃料が粉々になり、被覆管を破壊します。燃焼が進むほどこうした破損が起こりやすいのは、こうしたガスの影響によるものと考えられています。この実験事実は、新品の燃料を用いた実験事実を基にして定められた、以前からある指針(注2)の変更を迫るものでした。平成10年には指針が実質的に改められ(注3)、このような破損がどのような条件で生じるかを表わす燃料破損しきい値が、燃焼の進み具合(燃焼度)に応じたものになりました。これは反応度事故の安全評価の際に用いられるものです。ウラン燃料と同様に、MOX燃料についても、燃焼が進んだ燃料では、新品の燃料よりも、より破損が起こりやすいと考えられます。それだけではありません。MOX燃料は、ウラン燃料よりもより多くのガスが発生することから、ウラン燃料よりも破損が起こりやすくなります。このことは、燃焼度が低い(20,000MWD/t)燃料について、原研が日本のATR用のMOX燃料を用いて行った実験によって確認されていますし、フランスのCABRI炉での数例の実験事実からも明らかです(注4)。
さらに、MOX燃料にしかないプルトニウムスポットとよばれるプルトニウムの濃度が高い塊の部分でガスが発生し蓄積しやすいことも、同じくATR用のMOX燃料を用いた実験が示唆しています。燃焼が進んだMOX燃料は、新品のMOX燃料よりも反応度事故時に破損を起こしやすく、さらに燃焼が進んだウラン燃料よりも破損を起こしやすい可能性が高く、新しい指針も使えない可能性もあります。こうした点を明らかにするためには、少なくとも実際に実施が予定されている燃焼度でのMOX燃料を用いての実験を積み重ねることが必要です。ところが、原研によると、このような実験は、まさにこれから行う予定になっています(注5)。早急なプルサーマルの本格化に対しては、原研自身が次のような警告を発しています。「燃料の高燃焼度化とプルサーマルの本格化に際しては、燃料の健全性と安全性を十分に検討・確認する必要があるが、現状ではこのための知見は必ずしも十分ではない。例えば、プルサーマル計画に対しては、これに早期に着手する必要性から、装荷量及び燃焼度に対して強い制限を設けることを条件として、原子力安全委員会は一応安全性の問題は無いとの結論を下している。しかしながら、特に燃焼の進んだ混合酸化物(MOX)燃料の事故時の挙動に関する知見に関しては、フランスCABRI炉で得られた少数の実験結果と最近NSRRにおいて実施している低燃焼度ATR−MOX燃料を対象とする実験から得られつつあるものを除き、具体的なものが無い。」(注6)燃焼が進んだ燃料と新品燃料を同一視した平成7年の報告の前提は崩れました。ウラン燃料とMOX燃料の安全上の同等性は、まだ未確認であるというべきです。
(注1)発電用軽水型原子炉施設に用いられる混合酸化物燃料について 平成7年6月19日 原子力安全委員会
(注2)発電用軽水型原子炉施設の反応度投入事象に関する評価指針 昭和59年1月19日 原子力安全委員会決定
(注3)発電用軽水型原子炉施設の反応度投入事象における燃焼が進んだ燃料の取扱について 平成10年2月 原子炉安全基準専門部会
(注4)燃料安全研究2000 日本原子力研究所
(注5)パンフレットNSRR計画 日本原子力研究所東海研究所
(注6)燃料安全研究1999 日本原子力研究所****************************************************************************************************
〜 現代は、一部の人に行政を任せて、ただ黙って従っていれば良い程単純な状況ではありません。市民が自分の責任を取り戻し、独自の情報も得て共に考えていく必要があると考えます。
特にプルサーマルや原発については、私達が命を預けなければならないにもかかわらず、悲しいことにマスコミや国の情報はかたよっている事があり、そのため、出来るだけ多方面からの情報を得て、状況を把握する必要があります。
そして誰もが安心・安全にこの美しいふるさとで幸せに暮らすために、何が本当に必要でどうしていったら良いのかを、共に考えていければと思っています。このメールマガジンがそのための一助になればと願っています。〜☆ 発行&問い合わせ:
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