■■■■□□□□□□□□□□□□□■□■
■ 第25号 ■■■■
■ 市民ネットメールマガジン ■□■□
■ 2002/09/15 ■■□■
□□□□□□□□■■■■■■■■■■■□■■■
「市民ネット・メールマガジン」第25号をお送りいたします。(転載可)
☆ 今回は、報告とお知らせと考察など4件です。
1.新潟県・柏崎市・刈羽村のプルサーマル事前了解撤回される
2.「住民投票を実現する会」の東電・刈羽村・新潟県への申し入れ
3.“地震のしくみと原発震災”石橋克彦教授講演会のお知らせ
4.原発依存症について
※市民ネットHP更新情報
「シュラウド問題」の考察・論文などを増やしました
http://www.kisnet.or.jp/net/touden.htm****************************************************************************************************
1.新潟県・柏崎市・刈羽村のプルサーマル事前了解撤回される
ついに、プルサーマル事前了解が撤回されました!
以下、関係ページを紹介します。
・柏崎市議会「プルサーマル計画の中止を求める決議」(9月10日)
http://www.gensuikin.org/tepco/kashiwazaki2.htm・刈羽村議会「国や東電への決議など」(9月11日)
http://www.kisnet.or.jp/net/kariwa.htm・3者会談で事前了解を白紙撤回[新潟日報 09月12日(木)]
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2002091211940・『プルサーマル事前了解を3者会談で撤回』柏崎日報2002年 9月 12日
http://www.kisnet.or.jp/nippou/nippou.phtml?y=2002&m=09&date=09-12-2002&number=1・新潟県、プルサーマル計画の事前了解取り消し(朝日新聞9月12日)
http://www.asahi.com/national/update/0912/018.html・新潟・柏崎刈羽原発のプルサーマル計画は白紙に 東電のトラブル隠し問題で(毎日新聞9月12日)
http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Physics/200209/13-1.html〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
2.「住民投票を実現する会」の東電・刈羽村・新潟県への申し入れ
「住民投票を実現する会」会員の申し入れについての感想と報告
1 東電について
8月29日午後6時、サービスホールに着いて間もなく、1980年代から90年代にかけて点検の検査データの捏造が発覚したとの情報が、伝わりましたが、詳細なことはわからずこんな重大な事になるとは、その時は思いもよりませんでした。
市民アピールの8項目の申し入れを行い、強く抗議し意見しました。尚、この時点でも「三者会談で、受け入れ表明されれば、プルサーマル実施する意向に変化なしと」言い切りました。
帰宅し、テレビをつけてみると、劇的な南社長の言葉!
原子力政策のドロドロとした塊が、何かの力で少しずつ動いて流れていくことを、実感した1日でした。
2 刈羽村について
9月4日午後5時より質問と要望という形で、申し入れを行いました。村長自身の反省と責任については、憮然とした表情で「村民と共に怒り、悲しみ、嘆いている。」と言われましたが、こんな状況になる前に、なぜ、村民と共に住民投票の結果を守らなかったのか?今も、理解できません。
当然、プルサーマルの白紙撤回も要望しましたが、「プルサーマルは、ゼロになった。」でも、「原発の安全性については、国の調査をみてからになる。」と言っています。
質問と要望は7項目ありましたが、肝心な点について、うまく話をはぐらかされたような気がしています。
3 県について
9月6日午前10時50分、メンバー6人で行ってきました。
・プルサーマル事前了解の速やかな白紙撤回。
・全ての原子力発電の運転を停止し、徹底的な安全確認を求める。
・原子力発電所や原子力行政に、批判的立場に立つ人々を含めた第三者機関の設置の要望。
以上三点とその他原発見学中止や原発機器損傷発生について、従来通り「予防、監視する方針を堅持するよう」重ねて要望しました。
県としては、国策として原子力、プルサーマルの推進をしてきた。今回の東電の事件により、県民の皆様への反省や責任をどのように感じていられるのか。という問いに「県レベルでも、できる範囲でチェックしており、国より国策のエネルギー政策に協力してほしい、と言われれば県として当然協力するしかない。」「東電が隠したものは見抜けない。」(どうして専門家の東電が隠したものを、素人の県のチェックで見破ることができるだろうか。)と言っているように聞こえました。
今回の事件の全容解明と再発防止対策については、法律レベルで(?)とも言われました。原子力行政についても、情報公開の確立や民間の第三者によるチェック機能の確保の重点化も県自身言及していました。
総体的に、前向きに答えて頂いたと思います。しかし、今回の事件に関して「県民の安全性に関する理解が崩れた。」という言い方に、未だ、東電の原発運転への安全性を信用している気持ちに、変化がない。この点が一番問題あり、と思いました。
他団体から、いろいろな意見を聞くのでしょうから、どのくらい『住民投票を実現する会』の要望通りになるのか、わかりませんが、「三者会談を見守ってください。」という言葉に期待して帰ってきました。
原子力行政にいや応なく影響される県として自主的に、国にも事業者へも監視・意見できる県になってほしいと願っています。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
3.“地震のしくみと原発震災”石橋克彦教授講演会のお知らせ
阪神大震災以来、原発をかかえる現地の人々は、「原発震災」が頭から離れることはありません。東京電力の検査記録改ざん事件の真只中ではありますが、地震と原発についての講演会を開催いたします。多数の市民の皆さんから参加いただきますようご案内いたします。
講師の石橋先生は「政府、電力会社は、原発は耐震設計審査指針で耐震性が保証されているから絶対に大丈夫だという。しかしその根底にある地震(地下の岩石破壊現象)と地震動(地震による揺れ)の想定が地震学的に間違っており、従ってそれに基づいた耐震性は不十分である」と主張されています。
日時 9月16日(月・振替休日)午後1時から
会場 柏崎市民会館 第1会議室
講師 石橋克彦氏(神戸大学都市安全センター教授)
演題 地震のしくみと原発震災
入場無料講師 石橋克彦氏の紹介
1976年、東海大地震説を初めて説いた地震学者。この論文が契機となって1978年に「大規模地震対策特別措置法」が施行されました。地震の揺れが激しくなることが予想される6県168市町村が「地震防災対策強化地域」に指定されました。
神奈川県生まれ。東京大学卒業。神戸大学都市安全センター教授。理学博士。主催 柏崎原発反対地元三団体 柏崎市扇町2-15(柏崎地区労組会議内 TEL23-4376)
※関連ホームページ
原発震災を防ごう(原発技師・平井憲夫氏の現場の話などが読めます)
http://genpatsu_shinsai.tripod.co.jp/〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
4.原発依存症について(あるメーリングリストよりの転載です)
よく言われることですが、原発をなかなかやめられない自治体を原発依存症となぞらえて考えてみましたので、ご参考までに。
そもそもなぜ依存をおこすかといえば、はじめは一回の快感であったのに、それを繰り返すと同じ量の刺激では同じ量の快感が得られなくなり同じ量の快感を得るのにさらに多い刺激が必要となります。また、はじめは、ただ、快感を得られていただけであったのに、それが習慣化してくると、それが得られないと不安になるのです。かくして、徐々に求める刺激が増え、依存度がまし、悪いとわかっていてもやめられなくなります。そうしているうちに、他の喜びを与えてくれていた例えば家族などが、離れていってますます、その刺激に頼るしかなくなるのです。
これは、原発依存症の自治体として考えると、快感は、お金に相当すると思います。はじめは、建築のために仕事ができる、箱物を作ってもらったり、立地支援金をもらったりしてよかったな、といっていたのが、徐々にそれが当たり前になり、そのお金がないと回っていかないような予算を組みそれが得られないと不安になり、東電の顔色を伺うことになる。そうしているうちに、ほかの企業は撤退し、他の産業も育たず、まずます原発に頼るしかなくなるという状況です。
アルコール依存症の人の一部は、肝臓がだめになってこれ以上飲むと死んでしまうよといっても、または、何度、仕事上で失敗しても、そのことを軽く見たがることが多いように思います。自分だけは、アルコールに飲まれないと信じているのです。でも、その人が、判断しているのではなく、まるでアルコールに支配されているかのような印象をうけます。そうしているうちに、年月が経過し、悪くするとアルコール性の痴呆となり、判断力や衝動性を制御する力は消失します。
今の自治体も、どうしても問題を軽くみたがって、きちんとした状況を判断する力が失われつつあると思います。
こういった人に対して、どうするか?病院に来てくれた人であれば、軽い人であれば、せめて習慣的に飲むのをやめてもらい(アルコールでは基本的には完全断酒)、ほかの楽しみを探してもらいます。快感を得られるものを分散するのです。また、同じようにやめたいけどなかなかやめられない人同士でささえあうというのもあるでしょう。やめたいけど、自分ではやめられない、離脱症状がでる人、もしくは、酩酊状態で判断力が失われており身体的にも危険な人には、入院してもらうこともあります。そして、そこで、自分では乗り越えられないつらい離脱の時期を安全に過ごせるようにします。そして、刺激物質が抜けた状態で、しっかりとした頭で考えてもらい今後の生活を組み立てていくことになります。
これを、自治体で言えば、まず、きちんとした判断力が失われつつあると考えていいので、主治医のような責任を持って客観的に状況を判断できる人たちが強力に責任を持ってサポートすること、そして、国や東電にだまされない、お金に目がくらまない独自の判断力を養っていくことが必要かも知れません(福島の県の委員会のように)。次に、習慣的に原発から入るお金をなくしていくこと、習慣的でないお金の入り方なのであれば、まだ、自立度は得られやすいと思います。自治体をまわしていくのに必要最小限のお金は、原発から以外でまかなうようにしていくのです。そして、他の方法で、お金が入るよう、他の企業も応援、育てること、原発からのお金が減っていく時に、破綻せずその地域がやっていけるように、何年かかけて計画しつつ周りが注意深く見守ってあげること、同じように原発依存症から抜けられない自治体同士で支えあうことでしょうか?また、物資依存の人は、自分自身をなだめたり衝動を調整したり自尊心を持つことが難しいといわれています。柏崎に限っていっても、一部の人は、ありのままのこの土地に自尊心を持てず、都会の真似事ばかりして失敗し、この土地の収入以上のことをやろうとする衝動を制御することはできていません。この土地の歴史、気候、文化に根ざして真似事でない自尊心を取り戻すことも重要なことでしょう。
参考までに一般的な物質依存の診断基準を書いておきます。
臨床的に重大な障害や苦痛を引き起こす物質使用の不適応な様式で以下の3つ(またはそれ以上)を満たすことによって示される。
1)a)希望の効果を得るために著しく増大した量の物質が必要
b)物質の同じ量の持続使用により著しく効果が減弱2)a)その物質に特徴的な離脱症状がある
b)離脱症状を軽減したり回避したりするために同じ物質を摂取する3)その物質をはじめのつもりより大量にまたはより長い期間、しばしば使用する
4)物質使用を中止、または制限しようとする持続的な欲求または努力の不成功のあること
5)その物質を得るため必要な活動、物質使用、またはその作用からの回復などに費やされる時間の大きいこと
6)物質の使用のために重要な社会的、職業的、または、娯楽的活動を放棄、または、減少させていること
7)精神的、または、身体的問題がその物質によって持続的、または反復的に起こり、悪化しているらしいことを知っているにもかかわらず物質使用を続けること
※ 「市は原発関係のお金に依存して、産業支援を怠り撤退や倒産が相次いだ」との指摘が柏崎市内にあります。依存症で快感を得るのは「脳」で、体全体の欲求は満たされることなく、脳は勿論体が病弱になっていきます。原発財源は地域の脳の市を潤しますが、地域は大変なリスクを背負って、農漁業や観光は風評に悩みます。廃炉後の柏崎を見据えた、原発財源を当てにしない、市政と地域作りが課題と思います。
****************************************************************************************************
〜 現代は、一部の人に行政を任せて、ただ黙って従っていれば良い程単純な状況ではありません。市民が自分の責任を取り戻し、独自の情報も得て共に考えていく必要があると考えます。
特にプルサーマルや原発については、私達が命を預けなければならないにもかかわらず、悲しいことにマスコミや国の情報はかたよっている事があり、そのため、出来るだけ多方面からの情報を得て、状況を把握する必要があります。
そして誰もが安心・安全にこの美しいふるさとで幸せに暮らすために、何が本当に必要でどうしていったら良いのかを、共に考えていければと思っています。このメールマガジンがそのための一助になればと願っています。〜☆ 発行&問い合わせ:
プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク(事務局・北岡はやと hayato@kisnet.or.jp )
※ 市民ネットHP http://www.kisnet.or.jp/net/ ←過去のメルマガもこちら☆ 市民ネット・メールマガジンの読者募集中です(無料)。(購読希望は hayato@kisnet.or.jp まで。)
☆ 皆様のご意見やご要望に情報などを、メルマガやHPに反映させたいと思います(メールお待ちしています)。