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■ 第35号                        ■■■■
■  市民ネットメールマガジン              ■□■□
■        2003/08/05                    ■■□■
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「市民ネットメールマガジン」第35号をお送り致します。(転載可)

☆ 今回はひび割れ原発の運転再開問題などに関する3件です。

1.市民ネットで緊急記者会見を開催しました
 −女川原発で、従来の超音波探傷試験でヒビを見落としていたことが判明−

2.原子力安全・保安院へ質問書を出しました

3.新潟県に26団体共同で申し入れしました

※市民ネットの新規ページの紹介
・「柏崎刈羽原発4号機を再停止させなければならない新事実について」
http://www.kisnet.or.jp/net/030804press.htm

・「原子力安全・保安院への質問書」
http://www.kisnet.or.jp/net/Q030804.htm

・「東京電力(株)柏崎刈羽原子力発電所4号機の運転再開に関する申し入れ書」
http://www.kisnet.or.jp/net/030715.htm

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1.市民ネットで緊急記者会見を開催しました
 −女川原発で、従来の超音波探傷試験でヒビを見落としていたことが判明−

 8月4日、市民ネット事務所で記者会見を開催しました。

 東北電力・女川原発1号機の再循環系配管ついて、公開された資料によれば、2001年4〜8月の点検で異常なしとされていた部分に、2002年9月からの検査では2箇所にヒビが発見されました。

 更に、同じ部分を改良型の超音波探傷試験で調べたところ、新たに1箇所ヒビが発見され、切り出して実際に調べたところ、5.6mmもの深いヒビでした。

 今回の問題事例を整理すると、

(1)改良型の超音波探傷試験で新たに発見された1箇所は、2002年の超音波探傷試験(従来法)で見つけられなかったが、実測したら5.6mmの深いヒビだった

(2)残りの2箇所は、2001年の検査で発見されず、2002年の従来法による検査では2.0mmと3.0mmとされたが、今回の切り出し後の実測値では、それぞれ6.6mmと5.8mmの深さがあった

となり、

(1)の事例により、保安院がよりどころとしている、2mmより深いヒビは確実に見つけられるという、検査の前提が覆されました。

そして、(2)の事例は、ヒビの進み具合は一年に1mm以下程度とする、国の判断が間違っている事を示しています。

 国の評価では配管の厚さが薄い場所では、ヒビが約9mm以上の深さになれば、安全上問題になるとしており、ヒビが一年に約7mmも深くなるなら、たった2年ももたないことになります。

 東北電力に電話で確認したところ、手順に問題があり検査と確認が不足していたため、今回のような問題事例が生じたと回答していますが、営業運転が再開されようとしている、4号機の安全性に重大な疑問を抱かせるものです。

 なにしろ4号機については、今回、検査さえされていない溶接部分が十数か所もあり、私達はこの点などから運転再開に反対してきましたが、今回の新たな問題事例の発覚により、ますます懸念が大きくなっています。

 なお、先月までの私たちと県や保安院との話の中で、女川一号の今回のヒビあり部分を実測して、深いヒビなら大変重大な事だと、両方の担当者が述べていた事を付け加えておきます。

(報道発表資料と関係記事は以下のURLです)

・「柏崎刈羽原発4号機を再停止させなければならない新事実について」
http://www.kisnet.or.jp/net/030804press.htm

・柏崎刈羽4号機「徹底検査を」(新潟日報)
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/index.asp?id=2003080416966

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2.原子力安全・保安院へ質問書を出しました

 8月4日、市民ネットを含む18の市民団体共同の質問書を保安院へ提出しました。首都圏の市民団体によって直接保安院へ届けて記者会見を開催しました。

 この質問書には、今回市民ネットが記者会見を開催した上記の件や、シュラウドの点検や健全性評価に関する問題についての質問を、市民ネットから入れてあります。

 質問書は下記URLから読めますが、「国の定期検査結果の信頼性,超音波探傷試験の精度問題の経緯及び健全性評価の信頼性等について」、いかに、多くの問題や疑惑があるかが分かると思います。

 細かい点もありますが、ぜひご一読下さい。

・「原子力安全・保安院への質問書」
http://www.kisnet.or.jp/net/Q030804.htm
http://member.nifty.ne.jp/fukurou-nokai/hibiware/0804situmonsyo.pdf(PDF版)

 また、これまで共同で保安院等に提出した質問や回答、及びひび割れ原発問題などに関する多くの情報については、以下にURLを紹介した「ふくろうの会(福島老朽原発を考える会)」のホームページから読む事ができます。
http://member.nifty.ne.jp/fukurou-nokai/

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3.新潟県に26団体共同で申し入れしました

 去る、7月15日、原発関係以外の団体を含む26団体により、新潟県に柏崎刈羽原発4号機の運転再開に関する申し入れをしました。

 「再循環系配管等の安全上極めて重要な部位に、多くの未検査箇所を残しています。需要優先・点検省略の柏崎刈羽原発4号機の運転再開に強く反対します」、という趣旨で具体的な問題を4点指摘してきました。

 残念ながら運転再開は強行されてしまいましたが、県は過去5年以内の定期検査記録を調査しました。

 以下のURLに申し入れ書と申し入れ状況の写真を掲載しています。
http://www.kisnet.or.jp/net/030715.htm

 結局、県は過去の定期検査記録を信用して運転を許可したのですが、今回の市民ネットの記者会見に取り上げた様な問題事例が多くあり、過去の定期検査の結果を信用することは危険だと思います。

(関係記事)

・「県が4号機の検査記録再調査」新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/search.asp?id=2003071616678

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〜 現代は、一部の人に行政を任せて、ただ黙って従っていれば良い程単純な状況ではありません。市民が自分の責任を取り戻し、独自の情報も得て共に考えていく必要があると考えます。
 特にプルサーマルや原発については、私達が命を預けなければならないにもかかわらず、悲しいことにマスコミや国の情報はかたよっている事があり、そのため、出来るだけ多方面からの情報を得て、状況を把握する必要があります。
 そして誰もが安心・安全にこの美しいふるさとで幸せに暮らすために、何が本当に必要でどうしていったら良いのかを、共に考えていければと思っています。このメールマガジンがそのための一助になればと願っています。〜

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