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柏崎小卒業生らが8年ぶりタイムカプセル掘る
 二十歳になったら、みんなで集まって開けよう──。八年前、柏崎小グラウンドの片隅にタイムカプセルを埋めた同校の卒業生らが二日午後、掘り出し作業をした。地中から思い出のカプセルが見え始めると、卒業生らから「やったァ」と大きな歓声が上がった。

 カプセルを埋めたのは平成二年春に同校を卒業した「はまなす」学年。卒業記念の行事の一つとして計画したもので、直径約七十センチの宇宙船型のカプセルに一人ひとりが絵や版画、将来の自分へのメッセージ、学年の写真や歌声テープなどを詰めこんだ。

 校庭の片隅に木箱に入れたカプセルを埋め、成人のお祝い行事の時に再び集まろうと約束を交わし合った。それから八年後のこの日、当時の渡辺恒弘校長、田辺嘉子学年主任らも集まって、掘り出し作業が進められた。

 かつては小さかった松の木がしっかり根を広げているため、作業はなかなか難航。折りから真夏の日差しを浴びながら、汗だくでシャベルで土を掘り、一輪車を駆使。ようやくカプセルが顔をのぞかせると、「やったァ」「がんばれ」と声を掛け合った。

 現在はともに大学生の三井田浩二さんは「子供のころカプセルがでっかいと思っていたけど、意外に小さかった。これも自分たちが成長したのだと思う」、近藤秀樹さんも「みんなから一生懸命協力してもらえて、楽しく掘り出すことができた」と満面の笑み。

 かたわらで見守った渡辺前校長、田辺前主任は「八年間の成長は大きく、見違えるようにたくましくなった」と感慨深い面持ち。カプセルの中身は新成人フェスティバル終了後に開かれた学年の集いの席上で披露され、学級日記など思い出の品をそれぞれ見入り、改めて仲間意識を確かめ合っていた。

(1998/ 5/ 4)

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