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次期市議選の動き低調 新人は3氏
 来年4月に改選を迎える市議会は、選挙投票日が同月25日に決まるなど、いよいよ現職・新人の立候補準備が本格化する時期に入った。しかし、注目される新人の出馬表明は、柏崎日報社の調べではまだ3人にとどまっており、前回選挙同時点の10人を大きく下回る状況だ。今後は引退議員の後継選びや、市議空白地域の動向、複数議席回復を目指す民社・同盟勢力の擁立作業などが焦点と見られ、定数削減の可能性もはらみながら、情勢が推移していくことになる。

 市議会は定数32で、今任期中に旧民社クラブの山中康宣氏=松波二=が死去したことにより欠員1。現職議員で今期限りの引退を決めているのは、市民クラブの高橋長究議長(67)=折居・4期=、藍沢哲郎氏(70)=加納・3期=、牧口清八郎氏(68)=松波1・3期=と、社会クラブの中村征一氏(59)=善根・3期=。また市民クラブで1人、整風会で1人が健康面や年齢などの理由で最終的な態度を決めていない。

 さらに公明1人のうちベテラン議員1人と、同じく現職2人の共産党が、党側の調整・決定を経ないと去就を明確にできないとして保留中。他の現職22人はいずれも再出馬が確実だ。

 これに対し、正式に立候補を表明している新人は、中村氏の後継として柏崎地区労組会議議長の笠原浩栄氏(57)=加納=、牧口氏の後継でシモダ産業社長・霜田彰氏(50)=松波2=、社会保険労務士の坂井フミ氏(58)=春日1=の3人。霜田氏と坂井氏は保守系無所属、笠原氏は革新系無所属で出馬の意向。ほかにも2人が意欲を示していると伝えられるが、まだ様子見などの段階だ。

 仮に検討・保留中の現職を加えても立候補者予定者数は30人で定数割れ。当面は、高橋議長と藍沢氏が地元で後継を決めていないことから、その行方が焦点の1つとなる。また市議空白が近年続いている鯨波以西や中通、前回選挙で西川市長の後継擁立を断念した大洲地区に名乗りが上がるかどうかも注目される。

 一方、かつて議会内で3人を擁していた旧民社クラブ・柏崎地区同盟友愛会議は、山中氏の死去などで現在は1人だけ。悲願の複数議席回復に向けて組織的な検討を継続しており、いずれ新人を立ててくることが予想される。共産党も平成6年まで2期近く維持した3議席を1つ減らしており、できれば奪還を目指したいとしている。

 新たに市議選に挑戦する3人は、昨年から今春にかけて相次いで立候補を決めた。

 笠原氏は柏農卒。元県職労刈羽支部委員長。平成2年に柏崎地区労センター議長。柏崎地区労組会議に変わってからも議長を務め、反原発運動などでは中心メンバーの1人。選挙準備のため、今年3月で勤務先の県柏崎土木事務所を退職した。

 霜田氏は市内宮之窪出身。東大大学院建築学専攻修士課程修了。東京の建築設計事務所勤務を経て、昭和51年に帰柏しシモダ産業入社。59年から代表取締役社長。牧口清八郎氏の後援会を引き継ぐ形で、選挙準備を進めている。

 坂井氏は市内谷根出身。柏商卒。柏陽鋼機勤務時代に社会保険労務士の資格を取得し、昭和50年に事務所を開業。県社会保険労務士会理事、かしわざき女性プラン推進市民会議メンバーなど。今春までウーマン・カレッジ・イン柏崎実行委員を務めた。

(1998/ 5/21)

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