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市議会自らの調査特別委、審議など原則公開へ
 市議会が自らの活性化を目指して今月設置した「議会の地位と権限に関する調査特別委員会」(戸田東委員長・委員9人)が19日開かれ、今任期中の来年3月までに議会の「組織・構成」や「機能」など5項目について調査・検討することを決めた。参院選後の7月中に講演会を開くのを皮切りに委員会・学習会を重ねていくとし、委員会の審議を含めて市民にも原則として公開することになった。

 調査対象に決めた5項目は、全国市議会議長会・都市行政問題研究会が作成した「地方分権と市議会の活性化」の調査研究報告書に「活性化方策」として提示されているもの。「組織・構成」「機能」のほか、「運営」「公開と情報の提供」「事務局の充実強化及び専門能力の育成」。これらの中に、委員会制度の改善や定数の在り方、政策形成機能強化、公聴会制度の活用などが盛り込まれている。

 本市では来年4月の市議改選に向けて、定数問題が取りざたされているが、この日の委員会は、削減を前提にした検討ではないことを確認しながら、定数問題についても議論していくことでほぼ合意した。

 7月の講演会は、委員以外の議員や一般市民も対象に開催し、活性化報告書作成の関係者を講師に招きたい考えだ。その後も4回程度は講師を呼んで学習会を開いていく。

 委員会審議を含めた市民への公開をめぐっては一部に反対意見があったものの、「開かれた議会を目指すべき」「活性化への取り組みを市民にもアピールすべき」といった意見が大勢だったことから、原則公開を決めた。ただし、場合によっては委員長の判断で非公開になることもあるとしている。市議会では本会議は全面的に公開しているが、常任委員会・特別委員会は委員長の許可によって傍聴できる制限公開で、通常は一般の傍聴は全くない。

 この「議会の地位と権限に関する調査特別委員会」は、整風会(桜井雅浩会長・5議員)が設置を提唱し、議会運営委員会などでの討議を経て、現在開会中の6月定例会で設置決議を可決した。

(1998/ 6/20)

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