ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)
県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)
春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)
>>過去記事一覧
環境サミットは次代を担う中学生たちから環境問題に関心を持ってもらおうと、昨年に続き、2回目。10カ校の代表がやや緊張気味とはいえ、日ごろ学校や地域での活動などを通して考えていることや、感じていることなど、しっかりと意見を述べた。
この中で、中学生から「空き缶の投げ捨て、ごみが散乱しているが、クリーンゾーンを設けては」「クリーンデー以外にやっている市の活動は」「海岸にごみがあふれる状態だ。パトロールを強化してはどうか」などの質問、提言が行われた。
市長は「クリーンゾーンのモデル地区を指定して徹底的にやってみるやり方はできるかも知れない。『日本で一番ごみの少ないまち』というような看板を設置することなども考えていきたい」とし、海岸の美化については役所の中でチームを作って研究することにしているとも話した。
猛毒のダイオキシンへの関心も高く、中学生から「発生するものを作ったりしなければ、発生しないと思うが」「柏崎の濃度は安全基準をみたしているか」などを質問。排気ガス対策としてマイカー通勤の規制、自然を生かしたまちづくりの考え方などが ただされた。
サミットを締めくくって、市長は「環境問題は根気よく長続きさせることだ。いくつかの提案などをヒントに、今後の市政に生かしていきたい」と結んだ。最後に中学生が「ごみは『つくらず』『捨てず』『見過ごさず』に向け、行動を起こしたい」とした共同宣言を力強くアピールした。
(1998/ 6/22)
※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。
すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。