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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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上半期企業倒産 柏崎圏10件・負債26億円
 民間信用調査機関の帝国データバンクによると、今年上半期(1-6月)の県内企業整理倒産(負債額1,000万円以上)は169件、負債総額722億1,300万円で、前年同期より件数は54件(47%)増え、負債総額は倍増した。柏崎刈羽では10件、26億2,500万円で、件数は前年の3倍増、負債額は5倍増だった。

 県内の負債額10億円以上の大型倒産は15件で、前年1年間の発生件数と同数だった。また、1億円以上10億円未満の大口倒産は89件で、27件(44%)増えた。大型・大口の負債額合計は688億円余りで、全体の95%を占めた。

 業種別では販売業が56件で33%、次いで建設業52件、製造業34件、サービス業・その他27件だった。原因別では販売不振が102件で60%を占め、売掛金回収難8件、不良債権の累積7件、業界不振6件などで、不況型倒産は73%を占めた。

 柏崎市内では7件、17億9,000万円、刈羽郡内では3件、8億3,500万円。前年同期の柏崎刈羽は計3件、5億2,000万円で、今半期は大幅に増えている。

 帝国データバンクでは、長引く景気低迷による販売不振、資金繰りのひっ迫が企業倒産の増加を招き、業種、規模を問わず企業格差、淘汰が進んでいるとしている。公共事業費の削減、アジアの通貨危機、総合経済対策の即効性への疑問など、早急な景気回復は考えにくいことから、企業倒産は今後も増加基調で推移するものとみている。

(1998/ 7/ 8)

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