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参院選選挙区 田中氏がトップ当選
 第18回参院通常選挙は12日に投開票が行われ、定数2を7人で争った新潟選挙区は、無所属新人で前代議士の田中直紀氏(58)が31万3,000票余りを獲得してトップ当選、2位には社民党現職で新党さきがけ、市民新党にいがた推薦、新社会党支持の大渕絹子氏(53)が競り勝ち、議席を死守した。大渕氏は3期目。自民党現職の真島一男氏(65)は約2万4,000票差で及ばず、苦杯を喫した。民主党、公明、改革クラブ、新党平和推薦で無所属新人の星野行男氏(66)も及ばなかった。選挙区の投票率は全県67.28%、柏崎市70.49%で、前回選挙(平成7年)をそれぞれ17.67ポイント、ポイント18.92ポイントも上回った。

 田中氏は自民党公認を得られない中での戦いだったが、故田中角栄元首相の長女で妻の真紀子代議士と二人三脚の運動を繰り広げ、田中ファミリーへの根強い支持を見せつけた。20市のうち本市をはじめ9市でトップの得票を集めた。

 大渕氏は大票田の新潟市でトップに立つなど都市部で優位に展開。社民党総力を挙げての戦いに、他の非自民票や女性票も上積みしたものと見られる。これに対し同じ現職の真島氏は、全国的な自民退潮と、田中氏出馬のあおりを受けた形となった。星野氏は推薦各党と連合新潟による組織戦だったが、連合が大渕氏支持と2つに分かれたことなどで非自民票をまとめきれなかった。

 共産党新人の五十嵐完二氏(45)は、前回選挙の自身の票を倍増させ、10万票を超えた。自由党新人の本田佐敏氏(64)と自由連合新人の目黒一秋氏(35)は伸びなかった。

 本市は田中、星野、大渕の3氏がいずれも1万1,000票台で並び、田中元首相のおひざ元とあってか、田中氏が一歩勝った。また、伝統的に同盟系労組の票が大きいことなどを反映して星野氏がこれに続き、反原発票も集めた大渕氏はわずかに及ばなかった。真島氏は7,000票にとどまり4位という結果に終わった。五十嵐氏は1,800票以上の上積み。

 刈羽郡では、田中氏が地元西山町で34%の得票で圧勝、刈羽村でも最多得票を集めた。逆に高柳町と小国町は真島氏が高得票率を獲得し、対照的だった。

(1998/ 7/13)

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