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ローリング走行は、コーナリング技術の競争と称して、急な下り坂を高速でジクザク走行し、スピンターンを繰り返す行為。騒音をまき散らすとともに、一般車両を危険にまきこんだり、路肩やガードレールを著しく損傷したりする。
柏崎小国線頂上の畔屋トンネルから市街地側は最大傾斜9%、最小半径15メートルという急勾配・急カーブが連続する。今年早々、ローリング族に人気の雑誌に“穴場”として紹介され、春以降、県内各地から深夜にローリング族が集まりだした。平日、休日を問わず、その数は20台以上。地域の人から柏崎署などに「うるさくて寝られない」「怖くて走れない」という苦情が殺到し、署でも深夜パトロールを強化。一時はいなくなったかに見えたが、夏が近づくにつれて再び姿を見せ始めた。
柏崎署と土木事務所では道路自体をローリングのしにくい構造に改良することにし、採用したのが全国で施工例の増えているグルービングだ。舗装面に専用の機械を使って、幅9ミリ、深さ4ミリの溝を6センチの間隔で施工。4区間で延長370メートル、通常舗装の3倍に当たる1,200万円かかった。
この溝は元々、寒冷地や標高の高い所でスリップ防止などで施工されたが、この構造がバイクのローリング走行を防ぐにも効果が高く、最近はこの対策として実施されるケースも多い。
畔屋の坂には特別な交通規制がなく、柏崎署でもパトロールという消極的な対応しか出来なかったことから、近く夜間のUターン禁止規制を設けて、取り締まりの根拠にする方針。柏崎刈羽にはほかに数カ所のローリング族の集まる所があり、署では夜間パトロールの重点地にし、ローリング族を締め出していく考えだ。
(1998/ 7/21)
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