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高校生らが市内4病院で白衣きりり看護体験
夏休み中の高校生による一日看護婦体験(県看護協会主催)が三十、三十一日、市内の四病院で行われている。このうち、市内北半田二、刈羽郡総合病院(小林勲院長)では三十日、市内四校から男子一人を含む近年最多の四十一人が参加し、医療現場を肌で感じた。
一日体験は看護職に対する理解を深め、進路選択の一助にしてもらおうと、従来県が行ってきたもので、今年から看護協会が県内の中核病院などで行っている。柏崎では四病院で高校生約七十人が参加。郡病院では高校一年生から三年生が、「白衣、ナースキャップの着用の仕方一つにもプロの精神が表れる」と指導され、表情を引き締めた。
小林院長は「アメリカでは病院を中心にボランティア活動が盛んだ。機会があれば次はボランティアにも」とあいさつ。伊平智看護部長は施設規模、勤務体制などを紹介し、「人とのふれ合いの中で成長していく看護職に、一人でも多くの人が就いてほしい」と述べた。
この後、四グループで各病棟に分かれ、婦長、主任から看護内容などについて説明を受け、実際に患者の世話にあたった。参加者は午後から院内見学、座談会を行い、実習の感想、看護をめぐる進路志望などについて意見を交わした。
県内九つの看護専門学校では今春の入学者四百人のうち、五四%が高校在学中に一日体験に参加している。近年、医療福祉への関心の高まりから、郡病院では中学生の職場体験学習も一昨年から受け入れている。病院側は「進路への動機づけだけでなく、命の大切さを思いやる心も育てたい」と話している。
(1998/ 7/30)
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