PHOTOニュース

3年ぶりの潮風マラソン。新型ウイルス感染症禍、密を避けるため、フル、ハーフを3ブロックに分け、スタートした=15日、みなとまち海浜公園 (2022/05/16)


暑さに強いコシヒカリNU1号の田植えを見守る三ツ井教授(右)=13日午後、刈羽村刈羽 (2022/05/14)


今年の開花が確認されたカキツバタ。見頃は来週末ごろになりそうだ=12日午後、市内軽井川の柏崎・夢の森公園 (2022/05/13)

>>過去記事一覧
拉致疑惑の柏崎集会に700人参加
 朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)による日本人拉致(らち)疑惑で、昭和53年7月、柏崎で失跡した市内土合、大学生・蓮池薫さん=当時(20)=と市内平井、美容指導員・奥土祐木子さん=当時(22)=の同級生らが2日、家族との再会をめざす「救おう柏崎の集い」を市民会館で開いた。市民約七百人を前に、元北朝鮮工作員が拉致の実態と手口を証言し、家族が政府のき然とした姿勢を求めた。

 集いは失跡20年にあたり、中学、高校の同級生でつくる「再会をめざす会」(小山雄二代表)が「事件を風化させるな」と開いた。新潟市の「救出する会」の小島晴則会長が経過を報告し、「世論を巻き起こす以外、救出の道はない」と述べた。西川市長は「両親は言うに言われぬ20年を過ごした。肩の荷の万分の一でも担い、少しでも前進する力になりたい」とあいさつした。

 元工作員で韓国亡命中の安明進氏(29)は、日本人拉致の背景や実態などについて証言。自身へのテロの危険をにじませながら、「命が保証されれば、私は(日本の)国会議員と一緒に北朝鮮に捜しに行く準備もある」と述べ、会場から拍手を浴びた。「北朝鮮は低姿勢に対しては譲らない。力強く迫る者には後ずさる」とし、「今、北朝鮮は苦しい。右手に食糧、左手にこん棒を持ち、追い込むことができる」と政府の強い対応を求めた。また、会場の質問に答え、自らの訓練体験から拉致がいかに容易かを証言。拉致の手口、漁船に偽装した工作船の機能を解説してみせた。

 蓮池さんの父親秀量さん(70)は「政府は人道的見地から拉致問題の解決を最優先すると言った。総理の決断に期待したい」と訴え、母親ハツイさん(66)は「一番つらいのはあの子だ。羽があったら飛んでいきたい」と声を詰まらせた。また、奥土さんの父親一男さん(71)は「20年が2、3倍にも感じられる。早くもとの家族に戻りたい。自分たちには時間もない」と早期救出を求め、母親シズエさん(68)は「せめて元気でいてほしい」と小さな声をふり絞った。

 新潟市で失跡した中学生・横田めぐみさん=当時(13)=の母親早紀江さん(62)が、「私たちは何故こんな悲しい思いをしなければならないのか。子供たちが不条理の中に置かれているというのに、何故政府は動いてくれない」と声を震わすと、会場では目頭を押さえる人がいた。集会では、粘り強い外交対応と支援の輪を広げるアピールを採択した。

 再会をめざす会の小山会長(41)は「市民に関心をもってもらう第一歩としては成功だった。再会を実現するまで解散できない。道は遠い」と述べた。

(1998/ 8/ 3)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。