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北条地区に路線バス 9月1日運行開始
 市内北条地区の路線バスの運行が17日付で、越後交通に運輸省から認可された。運行開始は9月1日から。同地区ではこれまで4半世紀にわたって、路線バスの乗り入れを熱望しており、先人たちの悲願が実を結ぶ。これに先立ち、前日の31日には、23集落の区長で構成する総代会(服部淳一会長)主催で記念のセレモニーを行い、待望の開通を喜び合う。

 同地区は昭和46年に柏崎市と合併以来、地域住民が路線バスの運行を要望してきた。ただ、地区内にJRの鉄道駅が3カ所あることなどから、なかなか実現に結びつかず、58年に総代会として正式に市に運行を要望した。

 以来、その灯を消すことなく運動が続けられ、この間、平成五年の12月市議会で路線バス運行実現に向けた請願が採択された。また、今春の北条中の移転・改築に伴って、通学問題対策委員会も組織された。

 一方、広域関東圏産業活性化センターが9年度にまとめた「柏崎市地域交通システム策定事業」の報告書で、同地区は「交通不便地域の中でもバス路線がなく鉄道駅・バス網でカバーできない人口が多く、早急な対応が必要」と提言が行われた。

 こうした地元の熱い要望と同報告書の提言が合致。これに越後交通がこたえ、路線バスの運行が実現するもの。運行本数は1日5往復。このうち主な路線は柏崎駅から刈羽郡病院、田尻工業団地、安田駅前から国道291号を通り、北条駅前、杉平までの約18キロ。

 ただ、朝の杉平行き、夜の柏崎営業所行きは国道252号などを通る。起点・終点を含め、停留所は全部で34カ所。市からは運行経費などの算出に基づいて年間950万円を限度にする補償金が越後交通に支払われる。

 総代会の服部会長(71)は「郡病院回りなので、高齢者にも便利で、地域の活性化につながると思う。これも先人たちの苦労、地域一丸になった要望はじめ、関係各方面の尽力のたまもの」と感謝する。31日の記念セレモニーは午後3時半から杉平のバス回転場で、来賓を招いて行われる。

 すでに開通を前に、バスの起点・終点近くの大角間集落では、手作りの待合所を建設。この後、北条農協支所近くに中学生の下校用のため、地域挙げて待合所の建設を予定している。

(1998/ 8/19)

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