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市の総合防災訓練は平成6年から毎年行われているが、新興住宅地を主会場に実施するのは今回が初めて。
想定は、午前9時25分に大規模な地震が発生し、火災や家屋倒壊で多くの負傷者が出たというもの。防災無線で避難の呼び掛けが行われると、関係五町内会の住民が一斉に避難を開始。けがをした人を車いすやリヤカーに乗せて、救護場所にも搬送した。また剣野小児童も煙の中で学校前庭に避難し、保育園児も学校に集まった。
参加住民を前に、災害対策本部長の西川市長は「あの神戸の大震災を忘れないようにしよう。災害はない方がいいが、訓練を経験することで、万一の時に必ず役に立つはず」と、日ごろの心構えの大切さを強調した。
会場では事故車両からの救出・救助訓練を皮切りに、学校火災を想定した放水、住民による倒壊家屋からの救助、消火器やバケツリレーでの消火訓練などが次々と続いた。また、炊き出しが行われたほか、自衛隊救助機器の展示、NTTによる伝言ダイヤル、郵便局の衛星を使った貯金引き出し用車両の展示も。消防署救助隊員による三角きんの使い方、簡易タンカの作り方講習会には大勢の人が参加していた。剣野小児童はハシゴ車の試乗や煙の怖さを知る濃煙ハウスも体験した。
剣野小での訓練に先立ち、市職員による通信、災害状況確認、避難所開設などの訓練も午前7時前から行われ、災害発生時に備えた。
(1998/ 9/19)
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