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鯖石川下流・別山川上流 湛水防除事業が竣工
 昭和55年から進められてきた鯖石川下流地区・別山川上流地区の県営湛(たん)水防除事業が完了し、29日、基幹施設の1つである市内長崎新田の吉井排水機場で竣工記念式が行われた。度重なる水害に苦しめられてきた地域の住民生活と農業への被害を最小限に抑えようと、19年の歳月をかけて取り組んできた事業だけに、関係者の顔にも喜びがあふれていた。

 刈羽村・西山町の別山川流域と市内の鯖石川との合流地一帯は、慢性的な農業用水不足に悩む地域だが、一たび大雨になると一挙に水があふれ出す水害の常襲地でもある。特に昭和40年代になって付近の開発が進み、流入する水量が増大。従来の排水路施設では対応出来ず、一度湛水すると数日は水が引かない状態となっていた。

 県営湛水防除事業は53年に発生した6・26水害を契機に、湛水被害の防止と農業経営の安定を目的に排水機場・排水路の整備を計画、55年度に着手して工事を進めてきたた。総事業費は約108億6,000万円。

 竣工記念式には北陸農政局の西野明建設部長、今井康容副知事をはじめ、鯖石川・別山川流域湛水防除対策協議会を構成した3市町村の行政、農業団体、水利調整委員会、関係町内会長ら合わせて140人が出席。平山知事の筆による竣工記念碑の除幕が行われると、大きな拍手が青空に響いた。

 対策協議会長の西川市長はあいさつで、水害に苦しめられてきた地域の歴史を振り返りながら事業の完成に長年努力を重ねた大勢の関係者に感謝の気持ちを披露。今井副知事も「21世紀は食糧確保と、そのための農村の活性化が国の最大の課題になる」という知事のメッセージを代読。出席者は豪雨の深夜に腰までつかって緊急排水した時の思い出話に花を咲かせていた。

 今回の事業により、別山川上流地区(受益面積324ヘクタール)では、西山町の鎌田、長嶺、50刈の3カ所に排水機場を新設するとともに、同町二田、坂田、刈羽村滝谷、井岡など合わせて9路線・4,311メートルの排水路を整備。鯖石川下流地区(受益面積605ヘクタール)では、1分間に10トン近い排水能力を持つ吉井排水機場をはじめ、長崎排水路、土合新田排水路など8路線・9,248メートルを整備した。

 このうち長崎排水路(延長3,615メートル)は、本来は別山川・鯖石川を経て日本海に流れ出すべき刈羽平野の余剰水を、荒浜砂丘地にトンネル(延長720メートル)を掘って直接荒浜の海に排出するという大事業。平成七年七月に相次いだ水害では吉井排水機場など一部の施設は未完成だったが、付近の湛水を早く解消するため、下流の荒浜町内会、柏崎漁協の理解を得て、県市町村の担当者、施工業者、地域の住民らが協力し徹夜で施設を稼働させ、1日足らずで水を引かせるという緊急措置をとったこともある。

(1998/10/30)

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