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見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)


青空の下、満開のソメイヨシノを楽しむ市民ら=13日午前、赤坂山公園 (2024/04/13)

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大学生の就職状況 工科大1期生は内定92%
 長引く景気低迷で、就職先の決まった大学生の内定率が全国で67.5%(10月1日現在)と低調な中、来年春に初の卒業生を送り出す市内藤橋、新潟工科大学では4科の内定率が92.3%に達した。また、市内軽井川、新潟産業大学は経済学部が74.3%、人文学部が72.7%で過去最低となったが、前年を上回る女子の健闘で、県内の文系では最も高かった。

 工科大では1期生272人のうち、就職希望者は233人。10月30日現在の内定率は、機械制御システム工学科が98.3%、情報電子工学科が91.9%、物質生物システム工学科が89.6%、建築学科が87.5%。1期生の8割は県内出身者で、就職先は3分の2が県内、3分の1は県外という傾向だ。

 内定先の業種は、機械制御が各種製造業、情報電子は情報・サービス、物質生物は医薬・製菓・製糸など、建築は建築・設計など、専門分野にかかわる企業が多い。女子は就職希望者24人のうち、20人が内定を決めた。

 工科大では1期生の就職に向け、3年の春からガイダンスを行った。学長以下、各科の就職指導委員、学科長、卒研担当教授が支援し、4科の内定率は9月で90%を超えた。産学交流会約290社の協力も大きい。求人倍率が最も高かったのは建築学科の9倍で、4科全体では約7倍の1,610人の求人が寄せられた。

 一方、産大は経済、人文の458人のうち、就職希望者は414人。文系大卒の全国求人倍率が1倍を割り込む(11月1日現在)厳しい状況で、両学部とも内定率は前年より10ポイント前後下落し、過去最低となった。男子は経済がマイナス11.7ポイント、2期生の人文が同19.9ポイントの大幅な下落だった半面、男子以上に環境の厳しい女子は、経済が86.7%、人文が80.8%で、前年より7.8ポイント、2.4ポイントアップという健闘ぶり。上場企業への男女の内定率は経済17.5%、人文16.2%でほぼ前年並みを確保した。

 産大就職課では「平成7年の『超氷河期』以上に厳しい。不況下の採用は早期化、短期決戦となっている。学生の就職意識、早めの活動がますます重要」としている。雇用情勢の悪化を見込み、求人票の発送は500社増やして5,000社としたため、求人は12%増えて約1,300社となった。東京、群馬、長野、東海などで微増となった半面、本県のマイナス20%など北陸で20%前後減った。

(1998/11/ 9)

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