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鯖石川改修の新しい橋は「平成大橋」

 鯖石川改修事業で新河川の橋場町・槙原町地内に架かる市道11−130号線の新設橋がこのほど「平成大橋」と命名された。今年度工事として2基の橋台と中央の橋脚1基が完成しており、引き続いて上部工(橋げた)の工事も近く始まる。橋が完成してから同部分の河川を掘削することになる。

 この橋は、将来はたもとに河川公園が造成されることから、これまでは「仮称・公園橋」と呼んできた。いよいよ今年度に橋の工事が本格的に行われるのに伴い、鯖石川・別山川下流改修促進期成同盟会(与口登美夫会長)がいくつかの候補を出し、正式な名称を決めた。鯖石川下流には「安政橋」、上流には「天保橋」「大正橋」など年号にちなんだ名が数多くあること、さらに同河川改修が平成の大事業でもあるため「平成大橋」とした。

 新しい橋は橋場町と松波町とを結ぶ東部・北部市街地の交通動脈となるもので、長さ117.7メートル、幅11.0メートルのコンクリート製。2車線の車道に、片側に2.5メートルの歩道がつく。橋台、橋脚工事は昨年暮れに始まり、今秋には一応終了。近く、桁(けた)の工事に入り、来年のうちには橋として完成させる。その後、橋部分の土を掘り、すでに掘削されている新河川とつなげていく。

 鯖石川は昭和53年の6.26水害を契機に、毎秒1,100トン水量に向けての第2次改修が県の事業で進められている。全体計画は河口から藤井堰、大正橋に至る約10キロと、別山川の一ノ堰川合流部までの4.8キロが対象だ。しかし事業規模が大きいことから県柏崎土木事務所で、21世紀初頭を目途に、河口から別山川合流部までの約4キロ区間で、暫定断面による改修(計画の半分に当たる毎秒550トンの水が流せる規模)を進めている。

 その最大の工事が、市内橋場町、槙原町地内の大きく蛇行した部分のショートカットで、掘削は平成8年度からスタートした。新河川は中心線で約800メートル(長い方で約1,000メートル)、幅は堤防部分を含めて120メートルから140メートル。新しい橋の部分や排水路接続点、現河川との接合部分を除いてすでに掘削が完了している。河川の完成は12年度が目標だ。

 上流部の接合部にある「開運橋」も架け替えられることになっており、その橋台(2基)と橋脚3基のうち橋脚2基がこのほど発注された。新河川と現河川との中間に出来る3カ月形の土地は改修記念公園として整備する計画だ。

(1998/12/ 4)

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