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柏崎の求人倍率低下続く 4月も最悪を更新

 柏崎公共職業安定所のまとめによると、4月の有効求人倍率(パートを除く常用)は0.36倍で前月をさらに0.02ポイント下回り、最低水準を更新した。県平均より0.05ポイント低く、県内15安定所別では新潟の0.35倍に次ぎ、十日町と並んでワースト2だ。

 有効求人倍率は求職者1人に対する求人の割合を示すもので、景気の動向を示す指標の1つとされる。管内の常用の数値は23カ月連続の前年割れで、ちょう落に歯止めがかからない情勢だ。有効求人数は782人で前年同期のマイナス43%。有効求職者数は2,149人で6%の増加。求職者のうち、55歳未満の占める割合は68%弱で、昨秋から徐々に増えている。

 1件5人以上の企業整理は3件46人。今年に入って10件138人になった。雇用保険の受給者実人数は1,202人で、前月まで2カ月連続の1,300人台から減ったものの、昨年同期より17%増えた。

 同安定所では「パートを含む全数の有効求人倍率(0.49倍)は県内中位にあり、パートは求人全体の4割弱を占め、増える傾向にある。常用の求人確保に努めてはいるが、景気が回復しないと厳しい」としている。

(1999/ 5/22)

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