PHOTOニュース

創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

>>過去記事一覧
柏崎地方、最大風速42メートルの突風

 台風並みに発達した低気圧が日本海を北上したことに伴い、柏崎地方は25日未明から午前11時近くまで猛烈な突風に襲われた。午前7時11分には市内三和町にある柏崎地域消防本部で瞬間最大風速42.7メートルを観測。この風により、市内学校町で通学中の柏崎小2年の男子児童に飛んできた市陸上競技場の棒高跳び用マットが当たり、救急車で運ばれたのをはじめ、北条中や東中で突風にあおられ水田に落ちた生徒が出た。また明け方から国道8号の米山峠と信越線米山−柿崎間が通行止めになるなど、交通機関も乱れた。

 消防本部の観測によると、風は午前3時半ごろから強くなり、午前5時台から9時台まで断続的に瞬間風速30メートル以上の西北西の突風が吹き荒れた。新潟地方気象台では8時35分に暴風警報を上中下越地方に発令した(午前11時に解除)。同本部で観測した瞬間最大風速42.7メートルは、平成に入ってからでは9年12月に記録した46.5メートルに次ぐ強い風だった。

 JRでは午前6時から9時40分まで信越線米山−柿崎間の運転を見合わせた。これにより、大阪発新潟行きの急行「きたぐに」(柏崎駅午前6時51分発)が11時現在でまだ柏崎駅に到着しないなど、越後線を含め列車運行が混乱した。荒天と交通機関の乱れにより市内高校では、産大附属で2限目以降を臨時休校にする措置がとられた。

 また建設省長岡国道工事事務所柏崎維持出張所では国道8号米山大橋−上輪橋間で午前7時半から10時45分まで通行止めの措置をとった。このほか市街地では風による電線の断線で朝の通勤時間帯に最上屋前の本町通りと駅通りとの交差点の信号機が止まるなどした。市内の公共施設では、学校の窓ガラスが割れたり、立ち木が倒れるなどの被害も出た。

(1999/ 5/25)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。