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 国道8号柏崎バイパス事業促進協議会(会長・西川市長)の平成11年度総会が27日、市民会館第一会議室で開かれ、事業主体の建設省長岡国道工事事務所が関係町内会などに今年度の事業計画を説明した。これによると、最優先で進めている国道252号−353号間でJR信越線横断橋の下部工工事などに着手。8月に起工式を行いたいとして、関係者の理解・協力を求めた。

 8号バイパスは、現国道が慢性的な渋滞で機能低下しつつある現状から、市内長崎−鯨波の北陸自動車道と現道との中間に延長11キロ、幅員28メートルの4車線道路を新設して、放射線状の幹線道路を環状的に結びつけようというもの。平成元年に都市計画決定され、これまでに国道252号との接続点から西側地域の測量や設計、用地交渉などを進めてきた。

 総会の冒頭、西川市長は、計画発表から10年を経ていよいよ本格着工に至った経緯を振り返りながら、「記念すべき節目の年。本格工事に着手することで事業全体に拍車がかかることだろう」と期待を込めてあいさつ。寺本邦一・長岡国道工事事務所長も「早期整備に向けて事業を着実に進めたい」と関係者の理解と協力を求めた。

 議事に続いて国道工事事務所が10年度の事業進ちょく状況と11年度計画を示した。今年度は、先行して進めている国道252号−353号間(2.6キロ)で信越線をまたぐ高架橋の下部工工事に着手し、8月に起工式を行うとともに、半田地内の地盤改良、源太川の付け替え工事、市道7−1号線交差付近の地盤改良、市道7−139号の地下横断歩道工事などのほか、353号交差点付近の地盤改良・水路工事、地下横断歩道工事に着手したいとした。同区間は国の道路整備五カ年計画最終年の平成14年度に暫定2車線で供用開始を目指すとした。

 また353号−鯨波間(3.7キロ)は、半地下方式で地域との合意に達した剣野地区で代替地確保の進ちょくと併せて土地価格協議に入り、西部地区は引き続き用地の買収を進めていくとした。同区間の供用開始目標は「平成10年代(19年度まで)」という見通しも示した。一方、252号から長崎間(4.7キロ)では県が進めている鯖石川河川改修に併せ、14年度ごろから豊田橋付近の工事に入りたいとし、今夏にも設計を詰めた上で県とともに地元との話し合いを始める方針だ。またバイパスの景観検討について広く市民の意見を聞きたいとして、6月20日から意見募集を行う。

 促進協議会では8月の起工式当日に、産文会館で総決起大会を開催し、国に事業の一層の促進を求めていくことも決めた。

 総会では複数の252号東側の町内から「今後の見通しを早く示してほしい」という意見・要望が出た。

(1999/ 5/28)

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