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創立100周年の柏崎信用金庫記念式典。これまでの歩みを振り返り、さ らなる発展を誓った=23日、柏崎エネルギーホール (2024/04/25)


柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


市内愛好家が作ったつるし雛が飾られた座敷=市内新道の史跡・飯塚邸 (2024/04/23)

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綾子舞現地公開 市内外から600人以上

 国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の現地公開(市綾子舞保存振興会主催)が「敬老の日」の15日、、市内鵜川の旧鵜川小体育館で行われた。公開はこれで3年続きの雨降り。伝承学習で取り組んだ中学生たちも舞台で熱演を繰り広げ、会場では600人以上が優雅な古典芸能をたん能した。

 綾子舞は、出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古典芸能。500年以上にわたって同地区で保存伝承されてきた。この日は中学2年生から1般まで踊り、はやし方を含めて約40人が出演。舞台清めの祓(はら)い舞で幕を開けた後、「常陸踊」「海老すくい」「鐘引き」「小切子踊」「小原木踊」など踊り、狂言など11番を次々と演じた。

 客席では市内をはじめ、東京芸大の学生ら市外から訪れた人たちなどもいて、舞台の所作をじっくりと見入った。また、せりふに共通の部分があることでかねてから互いに関心を寄せていた「雨乞綾子踊」(昭和51年、国指定重要無形民俗文化財)を保存する香川県仲多度郡仲南町から佐文綾子踊保存会の池内正会長ら一行6人が訪れ、「まさにこれが古典芸能だ」と感心し切っていた。

 開演に先立って、綾子舞の保存・伝承を支えた東京の舞踊研究家・須藤武子さんに市、同振興会から感謝状が贈られた。やはり功労者の本多安次・早稲田大学名誉教授には市長が上京の折、自宅に届けることになっているという。

(1999/ 9/16)

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