県企画調整部はこのほど、平成10年の工業統計調査の速報を発表した。柏崎圏（柏崎市、高柳町、刈羽村、西山町）は、製造品出荷額等が前年より16.9％減の2861億3000万円、付加価値額は10.6％減の1037億9000万円で、下げ幅はともに県平均を大きく上回った。

　調査は平成10年12月31日現在でまとめた。県の事業所数、従業者数は1万7448社、25万7520人で、ともに7年連続の減少。製造品出荷額等は前年より5.5％減の4兆9872億円で、4年ぶりのマイナスとなり、3年ぶりに5兆円台を割り込んだ。付加価値額は4.0％減の2兆518億円で、2年連続の減少だった。

　柏崎圏の事業所数は606社で1社増えた。従業者数は1万3281人で4.1％減った。圏域の製造品出荷額等が県全体に占める構成比は5.7％で、10年前の昭和63年との比較では0.9ポイント下がった。圏域別の構成比は長岡、上越、新発田など6圏域で10年前より上がり、三条・燕、柏崎、新潟など8圏域で下がった。また、柏崎圏の付加価値額の県内構成比は5.1％で、10年前より1.3ポイント下がった。

　長岡圏の小国町を含め、柏崎市刈羽郡の市町村別数値は次の通り（かっこ内は前年比）。

　【事業所数】
　　▽柏崎市　520（100.0％）
　　▽高柳町　 18（112.5％）
　　▽刈羽村　 30（ 93.8％）
　　▽西山町　 38（102.7％）
　　▽小国町　 45（102.3％）


　【従業者数】

　　▽柏崎市　1万1913人（96.4％）
　　▽高柳町　    152人（88.9％）
　　▽刈羽村　    561人（91.1％）
　　▽西山町　    655人（93.8％）
　　▽小国町　    593人（98.8％）


　【製造品出荷額等】

　　▽柏崎市　2647億6317万円（82.2％）
　　▽高柳町　   7億1500万円（98.2％）
　　▽刈羽村　 139億8740万円（99.3％）
　　▽西山町　  66億5995万円（90.3％）
　　▽小国町　  70億4654万円（96.4％）


　【付加価値額】

　　▽柏崎市　936億9895万円（88.7％）
　　▽高柳町　  5億6184万円（99.1％）
　　▽刈羽村　 59億6297万円（97.9％）
　　▽西山町　 35億6595万円（95.2％）
　　▽小国町　 28億6362万円（71.0％）

(1999/ 9/17)

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