PHOTOニュース

県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)


見頃を迎えた里山のハナモモの花=15日午前、市内谷根 (2024/04/15)

>>過去記事一覧
郡病院で患者に歌声プレゼント

 市内北半田2、刈羽郡総合病院(小林勲院長)で25日、歌声で患者を励ましたいと、職員のひまわり合唱団(団長・中村悦子副看護部長)と長岡市立希望が丘小の児童がクリスマス・コンサートを行った。

 同合唱団は看護婦、歯科衛生士ら約20人で昨年発足し、クリスマスに初めてコンサートを開いた。病院祭、秋の発表会などに向け、玄関ホールで練習を重ねている。また、希望が丘小合唱部はNHK全国学校音楽コンクールで3年連続県代表の実力校。指導の大矢啓子教諭(40)は柏崎市在住で、病院で偶然、職員の練習に出会ったことから急きょ実現した。児童は長岡市内で慰問先を探していたが日程が取れず、あきらめかけていた矢先だった。

 冬休み初日のこの日、長岡から訪れたのは4年生から6年生の約40人。職員はクリスマス曲と初挑戦のオペレッタを、児童は組曲などを披露した。フロアには車いすの患者、付き添いの家族などが詰め掛け、身じろぎもせず聞き入った。児童が澄んだ歌声で力強くレパートリーの曲を歌い上げると、目頭をぬぐう家族もいた。

 「審査と違い、誰かのために歌うという心の体験を子供たちにさせてあげたかった」と大矢教諭。男子児童の1人は「病院で歌うなんて初めて。今日は来て良かった」と話した。ホールには寄贈のピアノが常設されており、中村副看護部長は「今後は職員などの協力を得て、限られた時間でも日常的に音楽を提供できれば。市民の申し出も歓迎したい」と笑顔をのぞかせた。

(1999/12/27)

※柏崎日報社掲載の記事・写真は一切の無断転載を禁じます。


すべての著作権は柏崎日報社および情報提供者に帰属します。新聞記事・写真など、柏崎日報社の著作物を転載、利用するには、原則として当社の許諾を事前に得ていただくことが必要です。掲載についてのお問い合わせは、お電話 0257-22-3121 までご連絡ください。