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柏崎商工会議所（植木馨会頭）は25日、市内東本町一のモーリエ２内に完成した新会館の竣工式を大勢の来賓を迎えて同会館で行った。会場となった大研修室には、会員と関係者ら約240人が出席し、新拠点完成の喜びと地元商工業進展への期待を示した。
植木会頭は式辞ので「不況の中で会館建設のため寄付をいただき、衷心より感謝したい」と述べ、会員から6億円余の寄付を受けて創立60周年の節目の年に新会館建設という長年の課題が解決したことを喜んだ。さらに「新しい袋に新しい酒を入れ、地域経済の拠点として中小企業振興のため全力を尽くしたい」とし、会議所活動のさらなる推進と不況脱出への意気込みを見せた。
続いて西川市長や県知事代理、日本商工会議所会頭代理らが祝辞を述べ、今後の会議所活動に大きな期待を寄せた。式典後、産文会館に会場を移して祝賀会が行われた。
会議所の旧会館（産業会館）は昭和39年に建設され、老朽化が進んだ昭和57年に会館建設特別委員会を設置し、新会館建設に向けて取り組みを開始した。その後、平成3年にスタートした東本町まちづくり事業の中核施設として旧会館前の現在地を敷地とすることを決定。9年から募金活動に入った。東本町Ａ地区市街地再開発組合の設立、権利変換額決定などを経て10年12月に起工、今年3月10日建設工事が完了し、4月1日から業務を開始している。建設事業費は約10億5000万円。
(2000/ 4/26)
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