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監禁事件 動機に「話し相手ほしかった」

 三条市の女性(19)が柏崎市内で9年2カ月にわたって監禁されていた事件で、略取・逮捕監禁致傷の罪に問われている柏崎市四谷一、無職・佐藤宣行被告(37)の第2回公判が27日午後、新潟地裁(榊五十雄裁判長)で開かれ、被告人質問が行われた。佐藤被告は犯行の動機を「寂しさです」と答え、友人がいなかったこと、話し相手がほしかったことを挙げた。次回公判では被告の責任能力について、弁護側は精神喪失より軽い症状である「精神耗弱」を主張していく予定だ。

 佐藤被告は黒色のTシャツ、トレーニングウエア姿で入廷した。弁護人質問に対し、犯行の動機について「友だちがいなくて寂しかった。話し相手がほしかった」と述べた。平成8年ごろから女性の食事を減らした理由を「糖尿病の兆候があったので健康を気づかった」と主張した。また、被害者に謝罪の意識を持ったのは「前回の裁判で被害者の供述調書を読み聞かせられてから」と答え、償いの方法を「自分には何の力もないので、何かすることはできませんが、彼女の邪魔をしないようにしたい」と語 った。

 検察側が「女性に大声を出させなかったのは」と聞くと、佐藤被告は「母親が存在に気付いて、警察に通報すると思った。2人の暮らしが終わると思いました」と述べた。

 裁判長が「被害者は自分1人では立っていられなかった状態だったのでは」と尋ねたのに対し、佐藤被告は「立つことは出来ました。部屋を自由に歩けました」と答えたが、続けて「被害者が自分の足で帰れるような状態だったと思うか」と聞かれ、「思 いませんでした」と話した。

 佐藤被告は初公判で被害女性による供述調書で「絶対に許せない」とする本当の気持ちを知り、女性とその家族にあてたわび状を書き、弁護士を通じて送ったが、女性の父親に送り返された。弁護士によると、わび状は便せん六枚に縦書きで書かれ、「魘(うな)される」「罅(ひび)割れ」など難しい漢字が使われており、書面からは佐藤被告の「独自の世界」が感じられるという。

 次回公判は7月25日午後1時15分から。弁護側による精神鑑定の請求理由の説明と、新潟地検が26日に佐藤被告を追起訴した窃盗罪を審理する。

 第2回公判では、一般傍聴の25席を求め、新潟市体育館で行われた抽選会に898人が並んだ。

(2000/ 6/28)

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