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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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新しい市民団体発足 市長選候補擁立も視野

 今年11月に行われる市長選を前に、今の市政の方向を転換することを目的にした市民団体「21世紀の新しい柏崎を考える会」(桑山史子・吉田隆介発起人代表)が28日発足した。東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画に反対している「プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク」のメンバーが中心になり、経済問題を含めた幅広い議論を行いたいとしており、市長選に西川市長の対立候補を擁立することも視野に入れて市民への呼び掛けをしていく。

 発起人は、桑山さん(元教員)、吉田さん(陶芸家)のほか、桑山さんとともに市民ネットの代表だった医師・羽入修吾さん、元総合生協役員・植木重雄さん、医師・本間保さんら13人。大半が市民ネットメンバーだが、会設立に当たっては、地元反原発団体のメンバーや産業界若手の人たちなど十人以上と話し合いをし、趣旨に賛同を得ているという。

 28日夜に記者会見した同会は 市民ネットと別に組織をつくったことについて「プルサーマル問題だけでなく、広く市民の意見を結集していくため」と説明。市長選は「他に適切な候補が出てくれば応援したい」としながらも、独自に候補擁立の検討を急ぐ考えも表明し、「市長選が会の活動の大きな比重を占める」との姿勢を見せた。

 桑山さんは「市民の多くはプルサーマル中止を願っているのに、MOX燃料の輸送協議が始まったという話を聞き、じっとしていられない気持ちだ。プルサーマルを受け入れた今の市政を変えたい」と述べた。また吉田さんは「原発が出来たのに経済が停滞していることへの不満が業界にはある。その打開や、プルサーマル導入をやめさせるための新たな住民運動にしていきたい」とした。

 市民ネットは昨年、プルサーマル住民投票条例を求める署名運動を主体になって展開した。今後、その運動に集まった団体・個人に会への参加を求めたいとしたほか、既存の枠組みにとらわれず産業界や他の一般市民など広く呼び掛けを行い、当面の活 動を協議したいとしている。

 市長選は今のところ、現職の西川市長が三選出馬を表明している以外に名乗りは上がっていない。

(2000/ 7/29)

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