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県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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若者に魅力あるまちづくり目指し、初の検討委

 市は28日、市内・外の各方面で構成した「柏崎・若者に魅力あるまちづくり方策検討調査委員会」(内田安三委員長、委員17人)の第1回会合を市役所大会議室で開いた。同調査事業は、市が通産省に要望し、同省から財団法人・広域関東圏産業活性化センターに委託して行われる。初回は事務局から趣旨の説明などを受け、委員が率直な意見を出し合った。

 本市は、同規模程度の自治体と比較して各種インフラ整備は高度であるにもかかわらず、遊び場所・就業場所・就業機会などを市外に求める傾向が見られる。こうした中で、柏崎の将来の活力を担う若者層のため、より魅力あるまちづくりが課題になっている。

 同調査では若者の意向を踏まえながら本市の現況の魅力と課題を整理し、将来を展望する「まちづくりビジョン」策定のための方向性を見いだすことを目的にした。このため、調査全体の方向性、調査内容に対する助言、多方面の人材によるアイデア、都市計画的見地まで含めた広い議論などを求め、委員会を構成した。

 この日は内田委員長が「若者が定着しやすい、外部の人が来たいというまちにするにはどうしたらいいか皆さんの意見を。単に調査だけでなく、よりいくつかの提言もさせていただきたい」とあいさつ。事務局側から調査の経緯・趣旨の説明、基礎資料として市内の16歳から29歳まで約2,800人を無作為抽出し意識調査を実施していることなども報告した。

 席上、委員から「東京で過ごして帰って来た者にとり、柏崎の今の状況は不満」「柏崎ならではのものを伸ばすことにアイデアを出したい」「年寄りのイメージする柏崎と、若者が持っているまちのイメージはかなり違うのでは」などきたんのない意見が交わされた。

【若者に魅力あるまちづくり方策検討調査委員会】 ▽委員長=内田安三(新潟産大学長) ▽委員=堀江興(新潟工科大大学院教授)、中出文平(長岡技科大助教授)、小泉秀樹(東大大学院助教授)、坂井弘(柏崎商工会議所事務局長)、阿部健志(柏崎青年会議所理事長)、中村伸(中村石油社長)、長原信幸(エイブルプロモーション)、高橋克己(綾子舞本舗タカハシ専務)、高野仁司(エルアンドエル代表取締役)、長岡裕子(市民代表)、飯沼真理子(石川薬局)、西尾治一(ドゥ・リサーチ研究所社長)、大竹薫(第四銀行法人部調査役)、渡辺守之(東電柏崎刈羽原子力発電所副所長)、笠原悟(市企画部長)、村山雅一郎(財団法人・東北産業活性化センター専務理事)、武藤克己(県企画調整部地域政策課長)

(2000/ 8/29)

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