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中央海岸の養浜事業で砂を大移動

 潮風公園裏手の海岸に再び砂浜を――と、県が栄町地内で進めている海岸浸食防止・養浜事業でこのほど、砂浜の拡大を促進するため、約500メートル西に離れた海岸から7000立方メートルの砂を移動する作業が行われた。

 かつて栄町から新花町にかけての海岸には砂浜が広がっていたが、年々砂がなくなってきた。県は平成2年度から、鯖石川河口から東港町・旧ユースホステル裏の海岸まで約2.4キロで浸食防止と養浜のための工事に取り組んでおり、昨年度までに、栄町沖の水深6メートルの海中に一基目として、波の力を弱めるための人工リーフ(長さ400メートル、高さ4メートル、幅30メートル)と147メートルの突堤を建設。昨年夏から自然の力で少しずつ砂が付きはじめた。

 自然の力で出来る砂浜は地形と波の関係から海岸線とは斜めに三角形の形になる。県では、将来は海岸線に沿って10メートル幅の砂浜にしたい構想だ。そのため自然の力では砂の付きにくい所に砂を運んだもので、同時に少しでも早く広い砂浜にしたいという期待もある。いわば自然と人間との共同作業だ。

 砂は約500メートル離れた旧ユースホステル裏の中央海岸A突堤近くの砂浜からクローラーダンプと呼ばれる車両に積み、一週間をかけて移動した。

 県では最終的に人工リーフ・突堤を三基造る計画で、今年から北園町沖合いで二基目の人工リーフの建設に着手。今年度は長さ26メートル分の設置工事がすでに海中で終了している。

(2000/ 9/28)

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