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西山コラボ特産品セットの参加メンバー (2024/03/26)


柏崎信金の創立100周年を記念した音楽イベント「目で聴くコンサート」。つのださん(左)のプロデュースで、子どもたちは骨伝導ヘッドホンを付け、ドラム演奏などを楽しんだ=23日、アルフォーレマルチホール (2024/03/25)


高柳小の閉校式で校歌に声をそろえる児童や地域住民ら=22日、同校 (2024/03/23)

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市長選の投票迫る プルサーマルめぐる票動向は・・・

 12日告示された柏崎市長選は、19日の投開票日が迫ってきた。共産党推薦の無所属新人で前同党市議・村山史彦氏(65)と、自民・自由・公明三党推薦、民主党支持で3選を目指す無所属現職・西川正純氏(57)による一騎打ちの戦いが最終盤に入っており、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画をめぐる票の動きが焦点だ。

 村山氏は、プルサーマル反対の立場から、その受け入れ可否を決める住民投票実現を最大の訴えに据え、暮らし・福祉・中小業者育成優先や「市民参加の市政」を掲げた戦い。徹底した街頭演説を行い、陣営では共産党組織がフル回転しているほか、昨年のプルサーマル住民投票条例署名運動をともに展開した「プルサーマルを考える柏崎刈羽市民ネットワーク」と共闘。街宣とともに電話作戦も重点だ。約26,000人の署名を集めた運動から2年近くを経過したが、その後に起きた東海村臨界事故やMOX燃料データねつ造を指摘して、改めて有権者の関心を巻き起こしたいとする。

 西川氏は2期8年間の実績を強調し、産業強化・都市基盤整備・子育て環境づくりなどを訴えてきた。争点のプルサーマルについては、昨年の受け入れ表明を前提に、臨界事故などを踏まえて「市民理解を得るためのもう一段の努力」を主張。選挙戦では、過去を上回るきめ細かな運動を繰り広げ、個人演説会は毎晩3会場ずつ。陣営では最近の市政をアピールする政策ビラを配布、本人も村山氏の主張に反論を展開して対決姿勢を強く打ち出した。後援会に加えて、与党市議、地元県議、業界団体などがバックアップ。保守地盤を中心とした強固な態勢で、支持固めを続けてきた。

 前回の市長選は、西川氏が30,536票、敗れた植木正直氏(無所属)が9,410票。西川氏は初当選の平成4年も、3つどもえ戦の中でほぼ同じ30,372票を獲得しており、この固定票がどう動くか、特に村山陣営のプルサーマル問題の訴えが影響するかどうか注目される。村山氏は、陣営に参加しなかった社民党・柏崎地区労組会議を含めて反プルサーマル票をどこまで集めることができるかがカギを握る。

 11日現在の選挙人名簿登録者数は69,712人。

(2000/11/17)

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