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新潟産大の一部、日石加工跡地に移転構想

 市議会の柏崎駅等周辺整備特別委員会(金子錦弥委員長・委員9人)が15日、市役所で開かれ、市内2つの大学の学長らと懇談した。大学側は駅周辺の跡地活用をめぐって、それぞれのビジョンなどを述べ、席上、内田安三・新潟産業大学学長は一部学部を、今春閉鎖される日石加工柏崎工場跡地に移転する構想があることなどを明らかにした。

 柏崎駅周辺には現在跡地になっている所、これから跡地として予想される所があり、これまでの委員会で活用策を検討してきた。1月に開かれた前回の委員会で、委員から柏崎駅近くに大学の機能を持って来られないかとの意見が出たのを受けて、産大と新潟工科大学の学長らを招いた。

 内田学長は「日石加工跡地には大学などの教育機関を」とした上で、「現在、本学の学生は長岡、上越、十日町、吉田などの出身がほとんど。現状からいくと学園ゾーン内にある意味はなく、低学年の通学時間の短縮が大変重要だ。JR周辺に校舎を造ることによって学生の入学を促進しなければならない」と、移転の構想があることを述べた。

 また、内田学長は日石加工に対し、工場部分でない所を貸してほしいと申し入れを行っているとし、移転構想によって「学生たちが通いやすく教育が受けやすい環境整備を」との考え方を示した。一方、学園ゾーン内にある既存施設の活用について、福祉関係の専門課程を視野に入れて検討を始めているとした。

 産大は先に、平成13年度の新入生から、首都圏などの他大学へ3年から編入を希望する学生に補習授業を行うなどの支援策を打ち出しており、この日示された構想の動向が今後注目される。

(2001/ 2/16)

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