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西山町の広域農道 待望のトンネル貫通

 県が事業主体となって進めている広域営農団地農道(広域農道)整備事業で、西山町鎌田と浜忠間を直結する仮称「西山トンネル」の貫通式が20日午前11時から同トンネル坑内で行われる。トンネルの正式名称は地元の人たちが親しんできた峠道の名にちなんで「堂坂トンネル」になる予定だ。開通は平成14年12月。

 トンネルが掘削されたのは、同町の海岸部と、国道116号や越後線の通る内陸部とを隔てる標高120メートル前後の西山丘陵。鎌田―浜忠間には県道向山西山線が走り、通称・堂坂と呼ばれる峠道で結ばれているが、ここは急こう配・急カーブの連続。特に浜忠側は冬季間、海からの季節風で路面が凍結しやすく、スリップ事故が絶えない交通の難所だ。

 トンネルは延長685メートル、全幅9.75メートル(車道幅員5.5メートル、片側に2メートルの歩道)。前後に取り付け道路があり、トンネルを含めた新設道路延長は960メートル。掘削は浜忠側から掘り進む形で昨年3月から行われた。事業費は約20億1千万円。柏崎地区の広域農道では唯一のトンネルとなる。

 貫通式では西山町の三富町長、同町土地改良区理事長でもある三富県議、広域農道の整備事業推進協議会長の西川柏崎市長、太田知行・柏崎農地事務所長が貫通指令を出し、通り抜けの儀式が行われる。

 当日は来賓、工事関係者、地域の人たちなど約50人が出席。町内3小学校の5、6年生113人も集まり、地域が待望したトンネル貫通の感動を実際に体験してもらう。

 広域農道は郡市の営農団地や集出荷施設を結んで効率の良い流通を目指すとともに、基幹農道として作業の効率化、農村の生活道路として利便向上を図る。柏崎地区は第1期(市内折居―軽井川間16.9キロメートル)と第2期(市内平井―西山町石地間13.9キロメートル)の工事を現在進めている。

(2001/ 4/13)

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