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県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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本県が梅雨入り、気になる降水量

 新潟地方気象台は10日、新潟県を含む北陸地方が梅雨入りしたもようと発表した。平年並みで、昨年より2日遅い。柏崎地方は今年4月の降水量が平年の49%しかなく、農家・農業関係機関の中から一時、今夏の水不足を心配する声が出ていた。また全般的な用水の不足がコメ品質低下の原因の1つとされているだけに、今後の雨の降り方に、特に関心が集まっている。

 干ばつ・渇水だった1994年と近年のアメダスによる柏崎の月別降水量によると、柏崎地方は6月より7月の雨量が多く、時に集中豪雨に見舞われることもある。8月の雨はほとんどが中・下旬だ。99年の8月は126mmの雨が記録されているが、1日から13日までの間に降った雨はわずかに1mm。この年は7月22日から雨が降らず、94年以来の稲の干ばつ被害が出た。昨年は柏崎の雨は極端に少なかったが、高柳など山間地で夕立の発生がかなりあり、河川に流れて水田を潤した。

 稲作はこれから、中干しと言われ、水の比較的いらない時期に入る。水が多く必要になるのは梅雨明け後、穂が出て籾(もみ)が熟す7月下旬から8月いっぱいまでの期間。これからの梅雨時期に、定期的に適度な雨が降り、山林やため池などでどれくらい水を保つことが出来るかが、良質米収穫のポイントになりそうだ。

(2001/ 6/12)

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