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昨年の市基本健診など受診率は県平均上回る

 市はこのほど、2000年度に実施した基本健康診査と、大腸など五種類のがん検診状況をまとめた。肺がん検診の喀痰(かくたん)を除いて、いずれの受診率も県平均を上回り、特に基本健診は63.5%で県内20市中のトップクラスを前年度に引き続いて維持した。がん検診は国の目標値に近づいており、さらに一層の受診率の向上を目指したいとしている。

 市では国の保健事業第4次計画(2000年度―2004年度)に基づき、受診率の目標を定めている。老人保健法の対象になる40歳以上(子宮・乳がんは30歳以上)の目標値は基本検診が50%、このほかのがん検診は30%だった。

 本市の基本健診、がん検診の老人保健法対象者の受診状況は別記の通り。前年度に比べ、基本健診は4.9ポイント上回った。大腸がんは1.0ポイント下回ったものの、胃がんは1.1ポイント、子宮がんは2.4ポイント、乳がんは1.2ポイント、肺がん(X線)が4.5ポイント、喀痰が3.1ポイントそれぞれ上回った。

 県平均(1999年度実績)に比べ、喀痰を除いて、本市の受診率はいずれも上回った。中でも、基本健診は県平均の39.9%に対して大幅に上回り、国の目標値も達成した。がん検診も国の目標値に近づいており、婦人検診にも少しずつだが、向上が見られた。

 市元気支援課では「本市の受診率が高いのは柏崎市刈羽郡医師会、健康推進員協議会などの協力や広報活動、健康づくり事業の影響が大きいと思われる。高齢社会を迎える中で、早期発見・早期治療の上でも、さらに受診率の向上を目指したい」としている。

 基本健診、大腸・胃・肺がんX線の対象者は2万1,084人。子宮・乳がんは1万5,348人。かっこ内は1999年度の県平均の受診率。

 【基本健康診査】受診者1万3,399人、受診率63.5%(39.9%)

 【がん検診】大腸がん=受診者6,450人、受診率30.6%(16.2%)▽胃がん=受診者6,264人、受診率29.7%(19.1%)▽子宮がん=受診者(集団・施設)3,850人、受診率25.1%(15.4%)▽乳がん=受診者2,957人、受診率19.3%(11.2%)▽肺がん=X線受診者1万9,044人、受診率90.3%(39.7%)。喀痰・対象者2,400人、受診者740人、受診率30.8%(52.7%)

(2001/ 6/14)

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