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ハナモモ畑を管理する池田寿一さんから話を聞く鯨波小と米山小の児童= 18日 (2024/04/19)


県内トップを切って行われた葉月みのりの田植え=18日午前、市内藤井 (2024/04/18)


春風に乗り、よしやぶ川の川沿いの桜とコラボで楽しませるこいのぼり= 15日、市内松美町地内 (2024/04/16)

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プルサーマル住民投票後初の刈羽村議会

 刈羽村議会は19日から、東京電力柏崎刈羽原発のプルサーマル計画の是非を問う住民投票後、初めての議会となる6月定例会を開き、初日の本会議で7人が一般質問に立った。このうち、4人が住民投票の結果について村の対応などをただし、品田村長は事前了解の取り扱いについて、「安全協定に基づく了解を一方的に破棄することは、協定に及ぼす影響から慎重に考えるべきだ」と否定的な考えを示した。

 一般質問ではまずプルサーマル推進の立場から、沢田正男氏が今夏の計画見送り後、村としての次の判断時期をただしたのに対し、村長は「現状で村民はノーと判断している。それが変わらないと、村として受け入れるわけにはいかない」とし、「投票で数字として出た結果なので、投票行動で民意の変化を判断するのが1番分かりやすい」と述べた。また、今回の住民投票に関する村民へのアンケート調査について尋ねられ、「有効なら実施したい行政手法だ。やって見る気はある」と答えた。

 プルサーマル反対の立場から池田力氏、長世憲知氏が事前了解の撤回などを求めたのに対し、村長は「安全協定に基づき、よしとした了解だ。協定は村民を守るために締結しているもので、取り扱いは慎重を期すべき。今定例会の議論を踏まえ、県知事、柏崎市長と次の3者会談に臨む」と答えた。会談日程はまだ未定とした。また、「私は反対が過半数を占めた結果を尊重し、行動している。一方、1,533の賛成票もまた事実。多数決原理は少数意見の尊重があってこそ。賛否を含め総合的な立場で村政を運営していくのが仕事だ」と述べた。

(2001/ 6/19)

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