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新潟米の新品種「こしいぶき」に関係者太鼓判

 柏崎刈羽米のエースに育てようと、新潟米の新品種「こしいぶき」の試食会が20日、柏崎農協東部田尻支店で行われた。近年、品質低下が指摘される越路早生(わせ)や、ゆきの精に代わる品種として期待が高く、試食した農業機関・団体関係者も「おいしい」と、その味に太鼓判を押した。

 「こしいぶき」は生産初年度の今年、県全体で1,000ヘクタールの作付けが計画され、早場米地帯として知られた柏崎刈羽と南蒲原がそれぞれ100ヘクタールの作付けを名乗り出た。柏崎刈羽では農協や関係機関・団体が一致団結して農家に栽培指針を指導するなど、高品質・良食味米の生産に向けて、力を入れてきた。

 今月初めに収穫され、いよいよ消費者にPRする段階に入ったことから、10十日は柏崎刈羽産「こしいぶき」の初の試食会となった。柏崎農協、新潟食糧事務所柏崎支所、刈羽農業改良普及センター、NOSAI、市町村の関係者や消費者の代表ら約30人が参加。村田兼蔵・農協組合長は「消費者に高く評価してもらえるよう柏崎刈羽の中核品種に育てよう」とあいさつ。食糧事務所の武田清支所長も「県内のこしいぶき一等比率は現時点で86%。柏崎刈羽は90%台が期待できる」と充実度、光沢の良さを指摘した。

 試食では「思った以上に粘り気もあり、本当においしい」「かめばかむほど味わい深い」「これなら、冷えてもおいしいだろう」と高い評価。中嶋隆子・農業改良普及センター所長は総評で「関係機関一丸となって消費者にしっかりPRし、さらに栽培技術の検証・徹底を進めたい」と強調。巻渕重政・農協副組合長も「柏崎刈羽のエースに大事に育てていこう」と期待を込めた。農協では「こしいぶき」を市内藤井の精米施設などで販売していく計画だ。

 【こしいぶき】家系にたとえれば、父親「どまんなか」、母親「ひとめぼれ」、母の母「コシヒカリ」。日本人の求めるコメの価値観が大きく変わったといわれる中、1993年から県が優良早生品種の開発プロジェクトを進め、約八百種類の交配の中から厳選した。コシヒカリを受け継いだしっかりとした味と、高温下など激しい気象変動にも強いのが特徴。値段も手ごろに設定し、20代から40代の主婦層をターゲットにしていく。

(2001/ 9/22)

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