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「地域の会」が柏崎原発を初視察

 東京電力柏崎刈羽原発のトラブル隠しを受けて先月発足した地元住民による監視組織「柏崎刈羽原子力発電所の透明性を確保する地域の会」(委員24人)が、1日と2日に分かれて、同原発を初めて視察した。

 初日は11人が参加し、7号機で4日に行われる原子炉格納容器漏えい率検査の準備の様子や、3号機のシュラウド(原子炉内隔壁)で進められているひび除去作業の状況などを見た。また、参加委員の1人で原発反対刈羽村を守る会の武本和幸さんがコンクリート劣化への懸念から要望した1号機原子炉建屋の地階を追加で日程に組み入れた。シュラウド補修の現場へは、被ばくを防ぐため厳重な防護服姿で入り、東電担当者の説明を聞きながら、炉心真上から作業の様子を確認した。

 視察後、原発推進派委員の内藤信寛・柏崎商工会議所専務理事は「物々しい状況の中で相当の人数で作業をやっており、信頼回復への努力は感じた」としたほか、「原発反対の人と同じ目線で見ることができたのは良かった。地域の会は今後も現場主義に徹すべきだ」と話した。

 武本さんは「思ったより大掛かりな修繕工事で、事態の深刻さがうかがえる」と感想を述べ、1号機地階を追加で申し入れたことについて「委員が見たいと言えば見せることになっており、東電がそのように対応したことは、会のあり方を一定程度方向付ける事例になる」とした。

 地域の会は9日に第2回定例会を市民会館会議室で開く。

(2003/ 6/ 2)

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