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市内の介護支援センターの昨年度相談は延べ1万8000件

 市内の在宅介護支援センターの2002年度の利用状況がまとまった。相談件数は5ヶ所の合計で12600件余り、延べでは18000件を超えた。この中には「介護保険」に関する相談が約3割を占めるなど同センターの果たす役割の大きさをうかがわせた。

 同センターは高齢社会を迎える中で、在宅介護を支える事業の1つ。寝たきりや痴ほうのお年寄りが家庭で安心して生活出来るように関係機関、施設、病院などと連絡・調整を図ったり、介護保険、福祉サービス、介護用品の紹介、介護指導など総合的な相談に応じている。

 市内では1993年に北半田地内の刈羽郡総合病院で開所したのに続いて、茨目地内の米山爽風苑、佐水地内のいこいの里、赤坂山地内の支援センターが次々と稼働。99年には栄町地内の元気館で基幹型の支援センターが開所した。今春には、原町地内のなごみ荘、東条地内のセンターが加わり、現在、市内では7ヶ所。ケースワーカ ー、看護婦らがきめ細かな活動を進めている。

 02年度は5ヶ所分のまとめで、相談件数は合わせて12614件。来所、電話、訪問などのいろいろな形態で行われた。これは前年度に比べ、2682件の増だ。また、1回の相談が複数の分野に及んでいることから、延べでは18322件に上った。必要に応じて、高齢者世帯などの巡回も行った。

 相談の主な内容は「介護保険」が最も多く36.9%、次いで「保健」が20.8%、「介護方法」が16.2%。以下、「医療」「介護用品」「住宅改修」など。市元気支援課では「地域型の支援センターによって、要援護老人の実態把握と相談指導をきめ細かに行っている」とした。

 年々の相談件数の増加傾向を、同課では「虚弱な高齢者への相談・訪問で、タイミングよく介護保険の相談にのれている」とも分析する。このほかに、相談以外の活動として実態把握、広報活動、介護者教室なども5000件以上を数える。転倒リスクの高い中高年を対象にしたコツコツ貯筋教室などで介護予防事業にも一層力を入れていく構えだ。同課では「高齢者の介護に関することは気軽に元気館、近くの支援センターに相談してほしい」と話している。

(2003/ 7/12)

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