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原発のクラゲ処理に市内6社と工科大協力

 東京電力柏崎刈羽原発でクラゲ処理装置の開発を産学連携で行う検討会が発足し、活動している。同原発で毎夏、取水口付近に発生するクラゲの処理に困っていることを知った地元企業が協力を申し出たことがきっかけだ。

 検討会の名称は、クラゲの英名からとった「ジェリーフィッシュ・クラブ」。メンバーは品銀鉄工所、日本メッキ工業、北星製作所、白川製作所、矢島鉄工所、ユニシステムの市内六社と、新潟工科大、東電。昨年11月に発足した。

 柏崎刈羽原発では1999年、クラゲの大量発生で取水口がふさがれ、タービン復水器の機能低下から出力降下した。2000年にクラゲかき出し装置を設置してからは運転に支障は出ていないが、クラゲの処理に苦慮している事情は変わらない。昨年のクラゲ回収量は約3800立方bだった。

 クラゲは天日乾燥させ処理しているが、検討会では、クラゲを密閉容器で発酵させるとメタンが発生することが分かったため、その有効活用を目指している。また短時間で組み立てられ、容量を自由に調整できるアタッチメント方式の回収升を考案し、現場で好評を得た。検討会で座長を務める品田孝行・品銀鉄工所社長は「中小企業の知恵と大学のノウハウを生かして今後も取り組んでいく」と話している。

 

(2003/ 7/25)

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