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綾子舞伝承500年祭、小・中学生も熱演

 国指定の重要無形民俗文化財「綾子舞」の伝承五百年祭(同実行委員会主催、市、市教委など共催)が15日、市内女谷の綾子舞会館前の芝生広場で行われた。今年は米シアトル公演、天皇皇后両陛下によるご鑑賞など記念すべき歴史をつづり、節目の年に彩りを添えてきた。この日の舞台では、伝承学習で取り組んだ小・中学生らも大人に交じって熱演を繰り広げ、約2,500人が優雅な古典芸能を堪能した。

 綾子舞は、女性が踊る小歌踊と男性によるはやし舞、狂言の3種類を総称する。出雲の阿国(おくに)の初期歌舞伎の面影を色濃く残す古雅な芸能として、市内鵜川地区で保存・伝承されてきた。この日は午後1時から舞台清めの「祓(はら)い舞」で幕を開け、「肴さし舞」「小原木踊」「海老すくい」「3条の小鍛冶」「小切子踊」の踊り、舞、狂言など12番を披露した。

 会場には市内をはじめ、県内各地や関東方面などから大勢の人が訪れ、独特の所作で演じられる優雅な舞台をじっくりと堪能した。観客の中には、「小原木踊」の本歌の歌詞に登場する京都・誓願寺の僧侶もいた。また、綾子舞の支援を続けてきた財団法人・東日本鉄道文化財団の1行も訪れ、青木邦雄専務理事は「衣装や所作、歌詞に当時の特徴をよく表している。地方に伝わる文化を応援させてもらうのは光栄だ」と舞台を見守った。

(2003/ 9/16)

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