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「浜千鳥」の碑を海岸公園に移設

♪♪青い月夜の浜べには 親をさがして鳴く鳥が、波の国から生まれ出る…。雑誌「少女号」編集長・鹿島鳴秋(1891〜1954)の作詞による童謡「浜千鳥」の碑がこのほど、アクアパーク駐車場わきからみなとまち海浜公園に移設された。郷愁を誘う歌詞は市民の愛唱歌ともなっており、市では、海を望む地に移設したことで、さらに広く市内外から親しんでもらいたいとした。

 鳴秋は1919年6月、文学友だちで、のちに県文化財調査審議委員などを務めた桑山太市朗(1891〜1978)を訪ねて来柏した。桑山が鳴秋を裏浜から番神海岸の砂浜まで案内した。日本海が若い鳴秋の詩情をかき立て、「こんな童謡が出来た」と桑山に見せたのが「浜千鳥」の詩だった。翌年1月、弘田竜太郎が作曲し、叙情歌の名曲として全国的な愛唱歌になった。

 その後、再び桑山を訪ねた鳴秋が、この詩を約1.5メートルの紙に書いて贈ったものをもとに、61年7月、旧柏崎観光協会が裏浜の海岸公園に「浜千鳥」の歌碑を建立した。公園が取り壊しになったため、93年7月にアクアパーク駐車場脇に移設。「もっといろいろな人から見てもらい、碑の存在を知ってもらいたい」(市観光交流課)として、海浜公園に再び移設された。

(2004/ 3/31)

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