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産附校舎の被害甚大

 臨時休校が続く市内安田、産大附属高校(五十嵐夷広校長、生徒数409人)では、教室棟など旧校舎を中心に被害が広がっている。

 同校は列車通学が多く、校舎被害の確認と応急処置で週明けの25・26日を臨時休校とした。27日に授業を再開したが、同日午前の強い余震で今週いっぱい臨時休校となった。

 1972年築の教室棟は3階建てで学年ごとの教室がある。23日の揺れで床、壁にひずみ、亀裂が生じた。教室と廊下の間仕切り上部から一部のガラス戸が窓枠ごと落ちた。今は窓枠にベニヤ板を当て、粘着テープでふさいでいる。

 「最初の地震が授業中でなくて幸いだった」と五十嵐校長は胸をなでおろす。授業再開の27日は諸連絡、生徒の安全確認などの後、2限目から授業を始めたところで強い揺れ。直ちに生徒をテニスコートに避難させ、授業を打ち切った。教諭の一人は「生徒は実に厳粛に、迅速に避難をした」と振り返る。

 80年築で木造平屋の柔道場は天井が崩れた。この夏外壁改修を終えたばかりの特別教室棟は土台の一部にひびが入った。校舎、体育館のつなぎ目部分は分離、沈下し、一部で中から外が見える個所も。校舎外周は沈下、地面の亀裂が目立ち、校地の水道管、ガス管が一部破損。校舎は土台ごと揺さぶられた形跡があり、2000年に新築した管理棟では人の背丈ほどもある耐火金庫が床をめくり上げて壁からせり出し、職員を驚かせた。

   

(2004/10/29)

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