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赤れんが棟保存へ署名

 旧日石加工柏崎工場の赤れんが造りの建物などの保存を求める市民組織「赤れんが棟を愛する会」が7日、市民プラザで会合を開き、署名簿を添えて、土地・施設を所有する会社に嘆願書を提出することを決めた。併せて「愛する会」の活動に賛同する市民の入会を呼び掛けることにした。

 嘆願書は新日本石油加工、新日本石油の両社あて。「旧日本石油加工柏崎工場に現存する赤煉瓦(れんが)棟ほかの取り壊しを延期してください」とし、「極めて貴重な産業遺産は、ひとたび失われれば、再び取り戻すことはできない。これらの建物や設備を、柏崎の歴史やこれからのものづくりを考える意味で、子供たちに伝えたい」と訴えている。

 その上で、「市民がこれら貴重な産業遺産を保存し、新たな再生策を見出すためには、さらなる議論と時間が必要。市民として、解体工事が進行し、このまま失われてしまうことを大変憂慮している」と取り壊し延期への配慮を求めている。署名活動は約1万人を目標に、8日からスタートした。

(2005/ 8/ 8)

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