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柏崎市の子育て支援に役立ててほしいと、1千万円の目録を贈る入澤理事 長(左から2人目)=22日、市役所市長応接室 (2024/04/24)


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新嘗祭に献上する粟を刈り取り

 皇居で行われる新嘗祭(にいなめさい)に献上する粟(あわ)の収穫が30日、市内西山町上山田の転作田で行われた。栽培したのは同所の農業・伊比勝さん(63)・絹子さん(63)夫妻。この後、乾燥・脱穀・精白をし、精粟五合(0.9リットル)を10月25日に皇居へ持参する。

 県内では毎年、献上穀物として米と粟を栽培しており、1961年と70年に柏崎市内から米が、80年に旧高柳町から粟、最近では96年に旧小国町から米が献上されている。

 伊比さんは2.8ヘクタールの水田にコシヒカリともち米を作付けしてもちの加工に取り組むとともに、夏は枝豆も栽培。2年前に黍(きび)を作った経験があり、栽培方法が似ていることもあって、献穀者に選ばれた。粟の品種は「十五夜」。3アールの転作田に6月から栽培した。夏以降は、勝さんが体調を崩したため、絹子さんと息子の誠之さん(34)が丹精を込めてきた。

 収穫作業は絹子さんと友人の同所、内藤恵美子さん(64)を中心に、県柏崎地域振興局農業振興部、市、柏崎農協の職員が見守る中で行われた。最初に絹子さんと内藤さんが実りの良い穂を選んでていねいに鎌で刈り取った。県の技術職員も「穂がしっかりとしている」と品質に太鼓判。皇居へは、伊比さんに市の若山助役が付き添って持参する予定だ。

(2005/10/ 1)

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