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鯖石川ダムで排砂構造へ改造始まる

 市内高柳町田代・門出地内の鯖石川ダムでこのほど、ダム湖に流入した土砂をそのまま水と一緒に流すための改造工事に向け、ダムの堤頂道路を拡幅する工事がスタートした。放流設備の改造完成予定は2009年度末。同ダムでは、計画されたたい砂容量が約30年でほぼ満杯となり、02年度からダム改造計画が進められているが、04年の中越地震とその後の豪雨・洪水で大量の土砂がダム湖に流入・たい積。現在、洪水調節に支障はないものの、渇水時に河川維持やかんがい用水に利用する容量の約45%が、たまった土砂で失われてしまった状態だ。

 鯖石川ダムは下流域の洪水災害の防止、柏崎刈羽地方の慢性的なかんがい用水不足に役立つように、1974年に完成した。総貯水量は600万立方メートル。内訳は洪水調節容量が410万立方メートル、かんがいなどの容量が100万立方メートル。河川にダムを造ると、上流の土砂が少しずつたまるのは避けられず、同ダムの場合、たい砂容量を90万立方メートルと想定していた。

 しかし、ダム上流域は泥岩・砂岩など軟らかく崩れやすい土質の地滑り地帯で、上流に設置した2カ所の貯砂ダムは満杯となり、ダム湖にも計画の九10万立方メートルを上回る土砂がたい積した。

(2006/ 4/24)

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