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市のまちかどオアシス、6300人以上利用

 市が、市内東本町1のフォンジェ地下で「相談・安心・笑顔」をキャッチフレーズに、まちかどオアシス「こころ」をオープンして、この5月で1年。今年3月末までのまとめでは延べ6300人以上が訪れ、うち約440人が相談を受けるなど、心のよりどころとして大きな役割を果たした。市では今後一層心の健康への意識啓発を行うとともに、精神だけでなく、身体、知的などの障害の枠を超え、有効に活用できる場にする考えだ。

 まちかどオアシス「こころ」は、市の「こころの健康づくり」事業の一環として開設された。ストレス社会を反映し、2004年度の統計では、本県の自殺死亡率は全国7位。柏崎市でも青壮年の自殺予防が課題となる中で、心身の健康に不安や心配のある人たちの早期発見、早期ケアなどを目的にした。

 相談は市内の精神保健医療機関の精神保健福祉士の協力を得ながら、市保健師、看護師らが応じる。気軽におしゃべりなどの相手をするボランティアの協力で、サロン的な雰囲気をかもし出しているのも魅力だ。

 まとめでは、1日平均の来所者は約20人。未成年から高齢者までと幅広い。1日平均の相談は1.6人。相談内容はうつ状態、ストレス、統合失調症、ひきこもり、飲酒、育児不安、思春期の問題など。相談の約半数が精神保健に関するもので、このうち「うつ病やうつ状態」「ストレス性の障害」と思われるものが約100件と最も比率が高かった。

(2006/ 5/25)

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