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モダンな近代建築の喬柏園を登録文化財へ

 市は、市内西本町3、喬柏園(旧柏崎公会堂)を今年度、国の有形文化財に登録するため、現地調査、書類作成の作業を進めている。喬柏園は建築後約70年。西洋風なモダンな建物は幅広く利用され、歴史的・文化的にも貴重とされる。計画では9月中の申請を目指しており、市内では3件目、公共施設では初めての登録文化財となる。

   喬柏園は、市内出身で明治時代に海外雄飛の夢を果たし、シンガポールで呉服店「越後屋」を開業した故高橋忠平さん(1870―1933)の遺志を継いだ夫人の寄付で建てられ、1938年に竣工した。建物は鉄筋コンクリート2階建て(広さ延べ1066平方メートル)。当時の柏崎では珍しいモダニズム建築の様式を色濃く反映している。

 築後70年近くを経た今も、内装は当時の面影を色濃く残し、日本における初期の公会堂建築の形式を伝えるなど、往時をしのばせる。94年に調査・作成した「新潟県の近代化遺産」の一つにも挙げられる。

(2006/ 8/17)

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